FIZZLE

ISONは太陽の周りを回れなかった。これまで、多くの天文現象がそうであったように、事前に大きく報道され期待を持たせられた『ISON彗星』は、空振りに終わった。 日食のような事前に計算が行われ、あとは天気待ち、という天文現象はまだしも、彗星のようなある期間を通して観察できるが、いまひとつ海のものとも山のものとも分からない振る舞いを見せる天体に関する期待感というものは、事前のもてはやしによって…

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こちらも忘れてはいない

ISON彗星の近日点通過にあって、SOHO衛星のLASCO C3の映像は素晴らしいものがあった。 まさしく太陽に突っ込んで行く、といった感じであり、これが太陽を回り込んで反対側に無事現れてくれるか、今天文ファンは固唾を呑んで見守っている。 そんな中、北斗七星の先にまで移動したLOVEJOY彗星が、肉眼でもわかるまでに成長して立派な尾を引いている。若干月明の影響を受けたかもしれないが、…

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午後のトレーニング

しばらく振りで末端からのルートに入った。やはり晩秋ともなると木々の枝葉が落ちて、スッキリと見通しが利くのがいい。 前半は岩登りになるが、いつもの登山靴をリソールに出したので、トレラン用の靴を持ってきた。しかしあまりしっくりこない。 確実に岩角に足を載せ、高みへと進む。途中の大岩壁は、右の急斜面を巻く。 巻き終えて尾根に出る。まだ紅葉の名残りも見えるが、全山がすでに枯れ木になりつ…

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かぐや姫

『今は昔、竹取の翁という者ありけり。野山に交じりて竹を採りつつ万のことに使ひけり。・・・・』竹取物語の冒頭。 また、『かかるほどに宵うち過ぎて、家のあたり昼の明さにも過ぎて光わたり、望月の明さを十合わせたるほどにて、ある人の毛の穴さえ見ゆるほどなり。』かぐや姫の昇天。これらの部分は中学校の国語の授業で勉強したことがあり、暗記している。 話は昔話として幼いときから聞いていたが、改めて古…

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ISON彗星の最期

ISON彗星は、24日かろうじて写真には捉えることができた。しかし、眼視では30cmでも確認できなかった。 そして25日は全国的に天気が悪く、netにおいても写真は見出せていない。さらに今日はというと、天気は回復したものの、すでに太陽にかなり接近しているため捉える対象にはならなかっただろう。 今後はもし無事であるのなら、SOHOのLASCO C3の視野に入ってくるはずなので、このサイ…

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アイソン消滅!?

昨日の朝、話題の彗星アイソンは土星とほぼ同じ高度にあり、自宅からでは06時30分でも家並みの下にあった。 予報位置の赤経・赤緯を入力して望遠鏡を振ったのだが、薄明の中認められず、すぐ側にあるマンションの陰に入ってしまったのだろうと単純に思っていた。 ところが今日になって友人から『昨日見ている人が殆どいない、写真も撮影している人が殆どいない』ということで、どうも消滅したのではないか、と…

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競 演

アイソン彗星は太陽への接近が進み、今朝は近くのマンションの陰に入ってしまったらしく見つけることができなかった。 ところが北東天にはラブジョイ彗星が、アイソンを大きくしのぐ勢いで鎮座している。こっちのほうが数倍凄いが、アイソンが本領を発揮できるならこの週末からだ。 複雑化している尾の様子が伝えられているので、ぶちぎれたりするとこれは面白いことになる。

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夜間登山

前夜友人と待ち合わせて夜間登山を敢行し、水場で幕営。鍋を囲んでミニ宴会を行った。 滝の水量は少なく、岩壁に囲まれたテン場に反響する音は思いのほか小さかった。風もなく、冷え込みもあまりなかったのでテントの外で深夜まで語り合った。 早朝目が覚めたのを機に朝食を摂り、テントを撤収。ヘッドランプで山頂に向かう。僅かな登高で山頂広場に出ると、東の空は茜色に燃え立ち町の灯が美しく瞬いていた。 …

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紅葉写真

11月も下旬になって、紅葉も里に下りてきた。紅葉が輝くのは、太陽の日差しがあってこそである。 特に斜光線が当たる朝夕の輝く紅葉は美しい。陰影にメリハリができるアングルを得ることができれば、写真としてはこの上ない。 また、沢にかかる紅葉を切り取るのは難しい。太陽の光が谷の中まで差し込めないことが多いからだ。 山歩きの中では、ふと歩を止めたときに目に飛び込んでくる景色にカメラを向け…

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名残り

秋から冬にかけて以外は敬遠したいが立派な岩尾根を持つ、以前二度登っているある山に向かった。ところが途中登山口を通り過ごしてしまい、おかしいと思いつつそのまま進み傷口を広げた。 林道の終点には遮断機があり戻ろうかと思ったが、手前に駐車場があったので、多分登れる山があるのだろうと車を止めた。 駐車場の北側に登山道らしきしっかりした道があったので、これを登る。沢沿いの道は急な斜面を流れる沢…

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紅葉残る冬枯れの山

冬枯れの陽だまりハイクという感じで出かけたが、山はまだ紅葉に燃えていた。 かえでの木が秋の日に輝いている。遠くで鹿の鳴く声が聞こえた。 標高が上がると冬枯れの山は、木々の葉をみな落として寒々とした雰囲気だった。 尾根に登りあげると、夏にはありえないスカスカの木々の間に山頂が見える。 いつもは展望のない山頂でも、木々の隙間から雪の消えた男体山の姿が望見できた。 下山は…

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高速道路

道路地図を眺めながら、自宅から目的地までのルートを考える。高速道路が次々と延びて、鉄道を使うよりも遥かに便利になっている。 しかし、高速道路は道路なのに有料で馬鹿らしくも思う。民主党政権になったとき、土日の限度額1000円は素晴らしかった。が、そんなにしなくてもいいから、常時高速料金をもう少し安くしてはもらえないものか!? 高速道路は確かに速いのだが、かなりの遠回りを余儀なくされてい…

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冬山装備

冬山装備といえば、ピッケル・アイゼンは定番。過日の山でも行き交う誰もが持っていた。 しかし、一日の山行の中で必要だったシーンは一ヶ所。燕山荘から燕岳へ向かう一点。凍結した斜面を2mほど下るところだ。 足を延ばすとズルッときた。ここはアイゼンが欲しかった。ストックならまだしも、ピッケルに関しては無用の長物、全く使うべきところはなかった。  中には寸の短いクニャッと曲がった氷壁で使…

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善 戦

昨夜の試合は良かった。スタメンを交代して望んだ一戦だったが、見ていて楽しかった。やはり細かいパスリレーの中で、確実なシュートが日本の決め手になりそうだ。 前半から積極的にボールを追いかけ、攻めて行く姿勢があった。終了間際、敬愛する長谷部のアシストに大迫のゴール、ドンピシャリで決まった。 後半も日本は押していた。得点シーンとなっていい攻めが続いた。しかし、簡単には決めきれず、同点止まり…

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北アルプス大展望

一週間ぶりに山に向かった。この景色が見たかった。 早朝からの登山を旨としているが、体調が万全でなく登山口に向かう途中で何度も仮眠を余儀なくされた。 紅葉はまだ残っているものの木々の大半の葉は落ちて、有明山がそれらを透かして見えていた。 登り始めると、すぐに山は冬の様相になった。出発が遅れたが、その分雪が緩んで登り易くなっていた。 合戦小屋を過ぎると、大天井への稜線上に槍の…

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デルタバーン

寒気が抜けて大快晴になった昨日の朝、日光連山は新雪を纏っていた。そして、赤薙山の三角斜面も雪で白くなっていた。 一回の降雪ではまだ不十分、もう一度降ったら出かけてみたい。今日はスタッドレスを新調して、雪道に対応する態勢ができた。

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ずいぶん尾が延びたね

先週に引き続いて、三夜連続でISON彗星を捉えた。彗星はすでにかなり高度を下げており、いつものポイントに到着して望遠鏡をセッティングすると、ようやく東側の山の上に顔を出した。 東面の町の灯を隠したいと山の西側に位置するこのポイントを選んでいるが、それでも光害はかなりのもの。淡い彗星の尾はそこに埋もれてしまう。 彗星の写真のポイントは、とにかく明るいレンズを使うことであり、F2.8以上…

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舐めちゃあいけない

昨今の登山ブームを背景に、BS放送に山の番組が多い。気がつくと録画して、2回くらい観る。『日本の名峰・絶景探訪』もよく観ているのだが、槍ヶ岳編は先週の放送分で興味深く観た。 登山家鈴木昇巳が自らの登山の原点という槍ヶ岳を目指すのであるが、よく編集されていた。ところが、大変なミスがあった。最近は、自然を扱った番組でよくコマ落しのタイムラプス映像が用いられているが、本編にも星空の動く様子が挿入…

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今朝のISON

今期一番の寒気がやって来た。気圧配置は冬型で、強まる気配。こうなると関東でも山沿いになると雪雲が流れてくる。 先週もポイントに到着すると雲で観測を阻まれたが、今日はどうだろうかと時折り窓の外を見ながら車を走らせた。星がずっと見えていたので大丈夫か、と思ったが残念、現場は雲がかなり流れていた。 すぐさま山を下りて雲の少ないところへ移動。農道の一角でお店を開いた。手早くセッティング、そし…

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冬支度

関越トンネルの前後が通行止めになっている。いよいよ冬将軍の到来だ。北日本の雪は本格的になっている。 気温も下がって、寒さが厳しい。雪が好きなのに寒さにはめっぽう弱く、そろそろストーブも出さねばならないと思っている。 冬支度といえば、車のタイヤも冬用に交換するときが来ている。今日の雪はどのあたりまでだろうか、明日の朝はちょっと楽しみである。

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定 め

99歳になる伯父が亡くなった。天寿を全うした、ということだろう。 数年前に富士山を見に三つ峠山に登った折り、帰りに立ち寄って会ったのが最後だった。 父とよく似ていて親しみを感じていたが、残念なことになった。伯父伯母の類が逝去するたびに、親戚関係もだんだんと遠のいて行く。人の世の定めか・・。                         合掌

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行過ぎる季節

遅い秋が駆け足でやって来た。そして短い秋は終わり、冬がもうそこまで来ている。 色づいた草にうっすらと乗った新雪。やがて、すべてが白い雪に覆われる日も近い。 落ち葉と紅葉に包まれた登山道の途中の広場。秋の陽だまりにホッとした気分にさせてくれる。 雪の穂高の展望台に登る道には、こんなジョークも見られた。

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新雪の槍穂

新雪の穂高を見たいと思い、降雪を待っていた。今年は雪がやってくるのが遅く、まだ十分な積雪はないだろうと思っていた。 しかし、蝶槍からの眺めは貸し切り状態で体の芯が冷えるまで堪能した。西よりの風は、冬そのものの様相で、岩陰に隠れながら暖をとりつつ展望を楽しんだ。 三股から蝶への登りは初めてだった。何回か下ったことはあるものの結構長い下りであったことを覚えている。樹林帯の登りであるので、…

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通り過ぎた山

失敗は早いうちに取り返す。先日、登山口が分からず目的を果たすことができなかったルートをやってきた。 しかし、今回もまた注意不足で一度関係ないところに進んでしまい、ちょっとだけ戻ることになった。それでも、注意深く進むとさほど離れているところではない場所に登山口を発見できた。 山は人気がなくとても静かだった。急な登りに入る前は沢が豊富で保水力のある山を感じさせた。標高がないので、急な登り…

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前夜のリベンジ

今日は安定した晴天になる、ということで、前夜雲が湧いたポイントに友人ともども出かけた。折角なので、峠まで登りEM-200をセット。 久し振りの125EDを構える。こいつは高いだけあって、彗星のような淡い天体には絶大な力を発揮する。 予報位置に合わせて、軽くシャッターを切ると、ナント写野のほぼ中央に導入できた。やはり自宅で撮影したものとは随分違う。何コマか撮影する間に双眼鏡で捜索する。…

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ISON彗星のその後

雨上がりで霧の発生が懸念されたが、思い切って02時家を出た。思ったとおり、途中一ヶ所霧が発生していたが、それはすぐに消えた。 しかし気圧配置は若干冬型になっているようで、山沿いには雲が湧いていた。いつものポイントまで足を運んだが、雲はとれずさっさと自宅に戻った。 日の出がかなり遅くなっているので、まだ間に合う。天文台のスリットを開けるとしし座が高く昇っていた。予報位置に望遠鏡を向ける…

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『滝 雲』 12

http://argonavis.at.webry.info/201309/article_21.html  事件は、安田が九州から帰った日曜日の夜に知らされた。  教頭からの電話の内容は、安田のクラスの生徒が、日光のいろは坂でバイクによる事故を起こした、ということだった。知らせを受けた安田は、さっそく入院先の日光へ向かうことにした。  日光へ向かう車の中で、安田は、数日前、連休にはい…

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冬を待つ

11月3日は晴れの特異日であるが、今日は晴れ間はあるもののあまり良い天気とはいえない一日だった。 去年の今日は山へ出かけたが、中腹までは良かったものの山頂では吹雪に遭った。また北陸の方でのスキーの初滑りの一報を聞いた。 気温も今年は未だに高い。過ごしやすいが、スキーシーズンを前に苛立ちもある。そろそろ寒波の第一陣がやってきてもよい頃である。 明日や週半ばの雨が、高い山での雪にな…

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思いがけず登った山

晴れのはずだったが、前夜から雲が多かった。こんな日は家でゴロゴロと思ったが、日差しも見えたので軽く紅葉を見てくるか、と車を走らせた。 ところが、お目当ての登山口を通り越してしまったらしく、深い森の中に延びている林道をひたすら遡ることになるはめになってしまった。 途中でおかしいとは思ったが、ターンする場所も見つからない細い林道のため、行けるところまで行くことにした。 やっとのこと…

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紅葉に輝く

今年の紅葉は長い残暑のせいで遅れ気味であったが、台風のお陰で色づき始めた葉を一気に落してしまった山域もあった。 しかし、まだ十分見ごろになっているところもあり、明日からの連休には多くの人々が出かけて行くのだろう。 昨日、下山途中の登山道は一面の紅葉に包まれていた。 そして登山口付近では、見上げると実に見事な黄葉が見られた。 下山を終えて、林道を走る車の周囲には思わず、息を…

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