『15時17分、パリ行き』


画像そんなことがあったなぁ、くらいにしか記憶になかったパリでのテロ事件。高速鉄道の中で銃を持ったテロリストに果敢にも立ち向かい、取り押さえた三人の英雄を描く。幼馴染の三人はみなほかの生徒たちとはちょっと違っていたため、先生方にも煙たがらる存在だった。そうした三人が大人になって休暇を利用して欧州旅行に出かける。そしてアムステルダム15時17分発パリ行の列車に乗り込むのだが、そこで突然のテロに巻き込まれる。

映画は、幼い時の様子や事件に遭遇する欧州旅行の様子を交えながら核心に近づいて行く。そして、ストーンが毎日神に祈っていた『僕を平和の道具に・・・』というメッセージの通りの事件が勃発する。二人は軍人であったとはいえ普通の若者たちが、とてつもない惨劇になるところを身を呈して防ぐことになる。そして彼らは故郷サクラメントで紙ふぶきの中、凱旋する。

クリント・イーストウッドの作品に最初に出会ったのは学生時代に観た『アイガー サンクション』だった。近年では『マジソン郡の橋』も印象的だった。そして最近は、監督として『アメリカン・スナイパー』や『ハドソン川の奇跡』などを手掛けている。この映画、驚いたことに三人の英雄を当事者本人たちが主演している。また事件に居合わせた乗客たちも出演しているという。リアリズムに徹している作品だが、それだけに臨場感も圧倒的だ。犯人を取り押さえるのは、相手が一人ということもあって比較的簡単だったし、最初から結末は分かっていたが、そこまでの流れというか、映画の作りは素晴らしいものと感じた。

実際に起きた事件を題材に映画化する、というのはフィクションよりもむしろ難しいのではないだろうか。しかしこの映画の素晴らしさは、観た人を感動させるという点だろう。思わず熱くなった・・。クリント・イーストウッドも87歳というから、今後の映画作りも容易ではなくなるだろうが、まだまだ頑張ってもらいたいものである。


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