『こんな夜更けにバナナかよ』 


画像筋ジストロフィーで不自由な身体になったものの、病院ではなく自宅で沢山の介助ボランティアに助けられながら、明るく楽しく夢を持ち思い通りに自分の人生を駆け抜けた実在の人物とその周りの人たちを描いた映画。ややもすると涙涙になるところだが、決してそうではなかった。

前知識なしで観たので、冒頭いったいこいつは何なんだ!? と思うことになった。タイトルからして喜劇かと思わせたが、実話ということでやや引き加減で観た。ところが、その我儘勝手な人物を大泉洋が演じることによって、映画の内容は一転、笑いに満ちた明るい映画になっていた。

しかし主人公が深刻な病気であることを知ると、どこで悲しい結末を迎えることになるのか、気が気ではなく何度か入院に追い込まれるとその度に、最期のシーンを予想することになった。ところが毎回トラブルを乗り越え復活しては病院を抜け出し、家に帰りそれまでの生活に戻って行く・・。

そして7年の歳月を過ぎて彼は逝くが、介助ファミリーの二人はそれぞれの生きる道を切り開き、共に生きて行く。それはまさに、自由我儘に見える彼の生きざまに触れた人たちが、彼から学んだことを具現化した姿であった。『できないことは、助けてもらう・・』、すべての介助を必要とする人たちへのメッセージだった。


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この記事へのコメント

  • 宮星

    『できないことは、助けてもらう・・』・・・簡単そうで、なかなか出来ない事ですよね!?
    かみさんも緩和ケアには行ってしばらくしてから、『自分で自分の事が出来ないのが一番辛い』と言っていました。
    義母さんも『人様の世話にならなくても自分で出来る!』と言っていましたが、一度入院して看護師さんのお世話になったら・・・やっと変わりました。
    私は20歳位まで健康に恵まれなかったので、とっくに卒業していますが!
    2019年02月14日 21:59
  • argo

    宮星さん、コメント有難うございます。
    見栄っ張りな私などは、自分で出来ないなら諦めてしまう、ところですが、
    この映画の主人公の方のような場合、殆ど何も出来ないのですから、
    ある意味で居直ることも必要なのでしょう。でもそれは決して居直りではなく
    素直な気持ちなんですね。それを分かってくれた人が、ボランティアを
    務めてくれたようです。
    2019年02月14日 22:32

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