母が逝った・・

それは去年の10月にさかのぼる。突然お世話になっている母の施設からの電話だった。熱が出ている・・。翌日には熱は引いた。暮れにもう一度同じようなことがあった。そしてこの2月、発熱と脱水、SPO2また血圧の低下、呼吸が荒い・・。こうしたことから病院への救急搬送となり、3週間の入院をした。一応の改善が見られたところで施設に戻ったが、すでにものを食べる力も弱っていて点滴で生命をつなぐ形になっていた。医者の見立ては厳しい状況であったが、持病もなかったので顔を合わせても反応があり、よく頑張っているな、という印象だった。しかし点滴にも限界があった。そして今月8日、分かれ目を感じた。一昨日朝、施設からの電話が鳴った。

別れ.jpg幼少のころから虚弱で、遠足や運動会の翌日は常に欠席、女学校も休みが多かったという。父の転勤で札幌で暮らした8年間はいつも病気がちで、ある年には北大病院で大きな手術もした。しかしこちらに戻ってからは体調もよくなり、それまでとは随分変わった。以後病気らしい病気もなく歳を重ねた。若いころ若くして亡くなると占われたと話していたが、それよりも3倍も長く生きた。姉兄はたちはすでに亡くなっているが、長女に次ぐ94歳8ヶ月という長生きに、まさに天寿をまっとうしたという言葉が相応しく、命の炎が消え入るようにその生涯を閉じた。老衰、の言葉どおりの最期だった。

6年前いろいろな事情で施設にお世話になることになった。このとき住所も施設に移され、ひとつの別れを感じたがついに今生の別れがやって来た。生きとし生けるものの宿命で、老いには到底かなうものではない。姉兄や友人たちもみな他界し、またコロナ問題もあるので近親者のみでの葬儀としたが、喪主として母の旅立ちを見守りたい。

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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    何と申し上げましょうか、、。やはりさびしいでしょうね。息子さんにいろんな意味でケアされて、お母さんも幸せだった、と(こちらの勝手な判断で申し訳ないのですが)思いました。私の事になってしまいますが、母は夕飯を食べたあと、急に体調悪化でそのまま旅立ちました。87歳でした。認知症が来ていて、私の事も認識できてはいませんでしたが、それでも州に二度ほど会いに行くようにしていました。会いに行くとなぜかそれでも嬉しそうだったことを、思い出します。そんな母でしたが、やはり逝かれてしまうと、じんわりと寂しさを感じました。今でもです。なんと言っても母親ですから。この先、あれこれ慌ただしい事が続くと思います。折からコロナのこともありますし。思いの外、疲れがたまるかとも思います。ご自愛の上お過ごしください。
    2020年04月14日 18:56
  • argo

    芝刈り爺さん、コメントありがとうございます。
    世界中に公開しているブログですが、あくまで私的な備忘録なので記事にしてしまい
    ました。  ご心配戴き、有難うございます。
    人の人生は様々ですが、やはり若くして逝かれてしまうのには納得できないことも
    あります。でも、母の死は平均寿命をはるかに超えての天寿まっとうなので、私は
    納得できています。
    あまりいい息子ではなかったと思いますが、思い出はたくさんあって、父とは違った
    気持ちを持っています。今後は、静かに菩提を弔って行きたいと思っています。
    2020年04月14日 19:31
  • サザンヶQ

    ついに、その日が来てしまいましたね、心よりご冥福をお祈り申しあげます。
    2020年04月14日 21:28
  • argo

    サザンヶQさん、お悔み有難うございます。
    覚悟を決めてから、結構粘りました、というのはこちらの見方ですが、本人は命の続く限り、
    天寿を全うしたのだと思います。
    2020年04月14日 22:06
  • 宮星

    御母堂様の天寿全う、ご冥福をお祈りいたします。
    虚弱体質だった方が94歳までとは、十分に人生を堪能されたのではないでしょうか?
    argoさんもお力落としなく、ご自身の人生の一日一日を大切になさってください!!
    2020年04月15日 18:22
  • argo

    宮星さん、お心遣い有難うございます。
    人の人生は分かりませんが、94歳まで生きれば文句ないでしょう。晩年、姉兄や友達らも
    亡くなり一人残されてしまいましたから、少し寂しい思いをしたと思いますが、正直
    あっぱれ!! だと思っています。
    2020年04月15日 21:20