アダプターリング

"125/F2.8ED"という凄いレンズを持っている。以前、いわゆる"サンニッパ"といわれるCanonの白レンズを持っていたが、よりでかいの、ということで買い替えたものだ。"サンニッパ"はフィルム時代の35㎜版のレンズだったが、新しく67を導入する関係で67フォーマットが使えるレンズに乗り換えるための買い替えだった。"125/F2.8ED"はPentax67Ⅱのボディに取り付け暫く使ったが、その後時代はフィルムからデジタルに移行する時期を迎え、フィルムを捨てたことにより折角の大きなイメージサークルをチャラにして35㎜デジタル一眼に接続して使用することにした。

ところが使い出して気になったのは、撮影した対象のピントの甘さだった。専用アダプターとカメラマウントを使い、レンズとカメラを接続するわけだがピントが出ない理由はよくわからなかった。レンズはヘリコイドによるピント合わせだったが、カメラのアダプト部分の長さに問題があるようだった。しかし前述のアダプターとカメラマウントを合わせたアダプト部分の長さを変えることは出来そうになかったため、折角のF2.8という明るさを犠牲にしてF4.0くらいに絞ることで改善を図っていた。従って速写性を売りにしていたレンズの売りの部分をスポイルして来た。

数日前、天文機材のチェックをしていると最近は使っていなかったこのレンズのアダプターリングが出て来た。ピントが出ない理由を考えながら、そのリングをいじっていると突然、リングの一部が動いた。二つのリングが組み合わされていると思っていたのだが、実は三つのリングがくっついていたのだった。そして真ん中のひとつを外しても、レンズとカメラを接続させることが出来ることが分かったため、早速遠方のビルの看板でピントを出してみるとしっかり合焦した。また、昨夜は南東に向いている窓を開けてスピカを撮影してみた。すると良好な小さな円形の星像が得られた。これまで、散々苦労して来たことは何だったのか、と情けないやら悔しいやら・・。嬉しさに小躍りした。今後、このレンズで狙ってみたかった天体があるのでもう一度活躍させたい。楽しみが甦って来た。
アダプター.jpg

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この記事へのコメント

  • 宮星

    argoさんが気づかれなかったほど、アダプターリングの部材と組み立ての精度が素晴らしいという事ですね!
    これからの同レンズの活躍を期待しています!!
    2020年04月15日 18:28
  • argo

    宮星さん、そうなんです。決して安いものではなく、それだけ精度の高い作りだと思いますが、
    迂闊でした。気が付かなかった、というわけでなく、これまでもこれがとれないかなぁ、とか
    動かしてみたことは何度もあったのですが・・。でも、今後頑張ってみます。
    2020年04月15日 21:25
  • しんいちろー

    最近、イメージサークルの大きいレンズを購入しました。TS-E50 f2.8です。
    周辺でもそこそこの解像力を持ちます。
    2020年04月17日 18:38
  • argo

    しんいちろーさん、アオリ機構のあるやつですか!? すごいですね!!
    標準じゃいろいろ楽しみですね、作例をぜひメールで見せて下さい。
    2020年04月18日 11:24