栗山村 月山

梅雨空の雲は大抵低い。2000m越えなら雲の上に出られるかな?と、甘い考えで霧降高原に出かけてみると、ニッコウキスゲの開花を告げるニュースが流れたからか、駐車場は殆ど満車状態。これでは天空回廊を登って行くうちにコロナになってしまいそう、と車を降りずに転進。大笹牧場でトイレと思ったが、マスクのない人は入るな、の看板に通過。そうだ、前回下りに使った尾根から今度は登ってみよう、と月山に向かった。

夫婦山の登山口で通行止めの表示があり、車を停めて歩く。夫婦山トンネルは反響が良く、一人ハモリができる。途中でカーブしているが、ライトが点いているのでトンネル内は明るい。ドミソを順に声を上げると"C" のコード音になる。いつか高瀬ダムを見ながら下山した折り、山ノ神トンネルでも同じことをした。こんなことが出来るトンネルはあまりない。・・ な遊びをするうちにトンネルを抜け、栗山ダムの下に出た。舗装道路を歩いて行くと、程なくして登山口に到着。水路を渡って、山に取り付く。

夫婦山の登山口に通行止めの表示板。
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目指す月山が見えた。
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下野の国に、シモツケソウ。
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蒸気が立ち昇る夫婦トンネルの入口。太陽に照らされている。
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栗山ダムの駐車場。
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尾根への取り付き。
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少し登ると、前回の山行を思い出すほどのこともなくしっかりした踏み跡に合流。適当に踏まれているこんな感じの道がイイ。ほぼ支尾根の稜線通しの道だ。コアジサイはまるで宇宙を感じさせるような雰囲気を持っている。鎖のある岩場が出て来る。この岩の上に登ると栗山ダムが見える。曇り空といっても時折り陽が差してくる。日差しは夏のそれで、暑い。大岩は中央突破、笹の生い茂る登山道を進む。

ひょっこりと主稜線に飛び出すと、今市ダムが眼下に見える。ここから稜線は北東方向に延びている。ほぼ樹林の中だが、小さな岩のピークを越え笹を踏み分け登って行く。するとこれまでにない大きな岩にぶつかった。ホールド・ステップ共にありそうだが、左に岩に張り付いた立木の間に道はついていて、これを上がって行く。途中から登山道に先行者の踏み跡があり気になっていたが、この岩を登って分かった。

突然、目の前にシカが現れキーンと一発、斜面を駆け下りて行った。つまりあの木の根の絡んだ大岩を巻く道を登って来たわけだ。すごいな、と感心した。大岩の上から月山の山頂が見えた。その後も小さなアップダウンを繰り返す。樹木の間に大笹牧場が太陽のスポットライトを浴びているのが見えた。夫婦山も大きく見える。シカは稜線の縦走もこなしているらしく、土の部分に足跡を残している。最後にちょっとした岩を乗り越えると月山山頂に出た。

緩い斜面を登って行く。程なくしてしっかりした踏み跡に合流。
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主稜線への支尾根を登って行く。
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支尾根の肩に登り上げる。
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宇宙を思わせるコアジサイ。
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鎖場もある。
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サルノコシカケ群。
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概ねこんな感じの森を登って行く。
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ひょっこり主稜線に出ると栗山ダムが見えた。
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進路を左に変え、樹林の痩せ尾根を進む。
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この大岩は正面から乗り上げる。
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今市ダムが見下ろされる。
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笹の斜面を登って行く。
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岩峰に進路を遮られる。登れそうだが、左に巻道がある。
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岩峰の縁を巻いて登る。
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鮮やかな黄色の花、ふと足を止める。ミヤマキンバイか?
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ロープも掛けられていた。
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月山山頂が見えた。
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大笹牧場が陽を浴びて見えた。
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夫婦山と栗山ダム。
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山頂への最後の登りだ。
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三角点・祠・山名板のそろった山頂。
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山頂から南東方向に踏み跡があって、最初に来た時にかなり下まで踏査した。山腹トラバースで、取り付きに戻ろうとしたが途中でヤバイところに出てしまい、登り返した。今回は、壊れていたがこっちには行けないぞ、という表示板があった。長居はせず、すぐに下山。一般登山道はこの道だ。ダムへの分岐点には、尾根コースという表示も見出した。展望の効くところからは、栗山ダムの全貌が見られた。小気味よく笹原の登山道を下って行くと、一ヶ所分岐点があった。さらに下り林道が見えて来ると、尾根の末端に出て急な斜面を数m下れば、車道に降りる。あとは来た道をのんびり戻る。

よく踏まれた登山道を辿る。
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尾根コースの表示を見る。ここから右に分かれるとダムに降りて行く。
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樹林が切れて、ダムが良く見える展望台だ。
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コアジサイがいっぱいの登山道。
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明瞭な尾根を緩く下って行く。
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尾根の末端は、数mの急斜面。ここから駐車ポイントまで林道歩きが続く。
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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    相変わらず、精力的に、歩かれていますね。
    霧降から、転進して月山、この素早さがいいですね。
    月山は,行ったことありません,昔さそわれ,アカヤシオがきれいだと聞きましたが。登りの道は、オリジナルバリエーションルート?でもいくらかは歩かれているんですかね。私行きたくなりましたが,行くなら、一般的な道で行こうと思います。いい山なんですね。なんとなく敬遠していました。
    2020年06月29日 08:16
  • argo

    芝刈り爺さん、バリエーションとまでは言えないのですが、一般道よりもちょっぴり
    気合が入っているかも、です。足跡は、シカのそれしかありませんでしたが、鎖も
    掛かっているので、歩く人たちはいるのでしょうね。
    2020年06月29日 16:42