この時期、山ではエゾハルゼミの合唱が絶えない。また蝶の舞も盛んになって来ている。一年振りのアサギマダラを追いかけた。林道のカーブを曲がると目の前にシカとタヌキが戯れて?いた。ビックリしたシカは素早く飛び去ったが、タヌキは丸い身体を揺らしながらこちらに向かって走って来た。体を開いてかわすと道路の側溝に降りて走り去った。一目散、という言葉がぴったりの走りざまだった。
山に入ると何度もシカに出会った。登山道に登山靴でない踏み跡が見られ、注意して行くと岩場も木の根の道も何のそので登っていた。そして不意にキーンと鳴き声を発して飛び去って行く。森の中に同化するようにジッとしているのだが、いきなりの鳴き声にいつも驚かされる。今回は主稜線の狭い痩せ尾根にも足跡を残していた。
さらに、驚いたのは笹原の急な登りに差し掛かったとき、シャカシャカシャカと異様な音がしたと思ったら、目の前にマムシが赤い舌をピロピロと出して威嚇していた。登山道の真ん中にいるので、そこに生えていた木の枝で立ち去るよう促したが動かず、際どい稜線を遠巻きにするようにその場を去った。嫌な奴だ。またある木の根に近づくと、無数のハアリがうごめいていた。おお、気持ち悪い。
山頂にはアカタテハが飛んでいた。そして祠にまとわりついていた。
アサギマダラ。
これはシカの足跡だった。見事なまでに山を走り回っていた。
威嚇音で気が付いた。こちらが威嚇しても動かない。
木の根元にびっしりとハアリだろうか。
山頂の祠に取り付いていたアカタテハ。
この記事へのコメント
芝刈り爺さん
argo
耳について離れません。
蝶はね、きれいですよね。大小山にオオムラサキ、私も去年見ています。東南稜上です。
しかしそのとき、写真には撮れませんでした。また探してみましょうかね・・。