惑星撮影

PCカメラによる惑星撮影も要領がわかって来た。
夕刻東天に高く昇っている火星も次第に地球から遠のいているが、まだまだ十分観望の対象だ。
しかし、少し前から大規模な砂嵐が発生している、という。このところ、寒くなって来たので僅か数mの距離にある天文台へも足が遠ざかってしまっているので、確かめてもいない。
前回の接近時にはこの砂嵐のため散々だったのに対して、今年は夏からの最接近に向けまずまずよく見えていた火星なので、いまさら砂嵐が起きていてもどうってことはない。でも、折角今期PCカメラを使っての惑星撮影に乗り出したところなので、もう一度撮影を試みてもいいかな、と考えている。

撮影に関しては、D300/F7.2反射望遠鏡にSVBONYの3×バローレンズを使い拡大、それにZWO  ASI224MC カメラを取り付けて撮影。カメラの制御PCは、lenovo Ideapad S540 で行っている。
火星撮影.jpgこれまでの一眼レフやコンデジでのコリメートと違って、PCカメラによる撮影というのは動画の撮影を90秒程度行うので、その間のシーイングの良否がものをいう。勿論、撮影に入る前にセッティングが必要になる。このセッティングもマニュアル通りというわけにはいかず、試行錯誤だったり、適当だったり、で詳しいことは殆ど分からない。とりあえず写せれば・・程度だから、凡そ適当にこんなものか、といった具合にセットして撮影に入る。撮影といってもマウスでのクリック。
一番苦労するのはピント出しだ。一眼レフ等で写すときよりも、ピントの山が分かりづらいのだ。減速微動付きでドロチューブを動かすのだが、ほとんど意味をなさない。バローレンズの性能にもよるのかも知れないが、PCのモニターをジッと見ても難しい。結局、このあたり・・という根拠のない位置でロックをかける。そして撮影。

PCのSSD容量が256GBなので、一夜の撮影は数回程度。何しろ90秒露出のAvi動画の容量は10GB近くにもなる。だからいたずらに何回も露出したりしない。撮影したら、外付けHDDに移して階下へ持ち帰り、メインのPCにコピーしてそこからが本番。画像処理に入る。正直言って、ここからが楽しいというか面倒というか・・。
まずはスタック処理、AutoStakkertを使う。その後ウェーブレット処理にRegiStaxを使用する。これらの過程でも、ちょっとした加減がその後の静止画生成に大きくかかわって来る。だから同じ素材を使っても、様々に出来上がりの画像のニュアンスを変えることが出来る。この辺りが画像処理が画像制作という所以だ。

といいつつ、自分でもその道に片足はつっこんでいるのだから、大きな声では言えない。とりあえず、処理を行い、らしい画像をゲットする。PCがなければ何も出来ない芸当である。

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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    写真、パソコン、天文とあまり接することのなかった世界の用語が出てきてそれだけでも降参!さらに先日、ふとした出来心で撮ろうとしたお星様も散々!てな訳で、星の写真は、諦めのよい私は、降参撤退。それにしても、たくさんの容量が必要なんですね。今日は、満月?なんとか月食とかラジオで言っていましたが、、9時頃とか??私は、そろそろあくびして寝ようかな、、という時間です。窓からちらっと見るくらいでしょうかね。それにしても朝から晩まで頑張るな、、というその頑張りに、感服!
    2020年11月30日 08:59
  • argo

    芝刈り爺さん、こんにちは。
    動画を撮影して、その中の調子のよいコマを選び出してコンポジットする、という手法で
    いま惑星写真の主流です。10GBは小さい方でもっと大きくなることの方が多いかも、です。
    今日は半影月食と言って、地球の半影に月が入るので、少し暗くなって見えるのです。
    19時ころ、8割くらい半影に入るようですよ。
    写真を撮ると、月の上の方が暗く写ると思います
    2020年11月30日 18:09