ヨジノキ再訪

12月初めにヨジノキとその岩峰群を訪れた。もう一度の登山を友人と約束していたが、日程が合わず暮れの押し詰まった日になってしまった。ルートはほぼ前回のと同じだが、下山ルートはヨジノキから南に延びる尾根を最後まで下ることを目指した。 緑のラインが今回独自ルート。
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スタートは前回通り、集落の入口付近のちょっとしたスペース。ここから林道沿いに登って行く。途中人家の外れから山道になる。ちょうどここに目標の尾根の最後が落ちて来る。しばらく登ると、なにやら建物があり前回同様尾根の末端に取り付く。

ヨジノキと岩峰群を眺める。
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林道が山に入る直前、尾根の末端が落ちている。
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何かの建物の手前から尾根に取り付く。
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傾斜のある踏み跡を辿って行くと、未舗装の林道に出る。前回はこれをパスしたが、今回はこれに沿って登ることにした。すると地図上の点線と重なるところもあるがラインは別物だった。林道は西に少し張り出したところで終わっていた。

林道を最後まで詰めて行く。
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林道末端部からは尾根状の斜面を登って行く。GPSを見ながら前回のルートに合流すると岩峰群のⅠ峰ピークに出る。ここからの展望は前回同様素晴らしく、360度の眺望を堪能する。
ひと息ついたらヨジノキに向かって縦走開始。いきなり立木を摑みながらの急下降。下り終えるとすぐにⅡ峰の登りになる。これは登り易い岩場を僅かに登ればクリアする。そして次のⅢ峰ピークへ向かうが、岩場の続きといった感じで僅かな登りだ。Ⅲ峰の上からはⅣ峰がグッと高く見えるが、この下りは左手に赤ペンキがあり、右手はトラロープがあってどちらでも変わりない。今回は左手に下ってみた。

林道のどん詰まりから小尾根を登る。
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大きなⅣ峰が見える。
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Ⅰ峰に到着。
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Ⅰ峰からの展望は素晴らしい。
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西に580Pを見て、岩峰群の縦走に入る。
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Ⅰ峰から急斜面を下る。
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Ⅱ峰の登りは楽勝。
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岩尾根を通過する。
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Ⅲ峰への登り。
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Ⅳ峰が大きく見えて来る。その前に、Ⅲ峰の下りが待っている。
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Ⅲ峰の下りは右手トラロープと左手岩に沿う、ふた通り。
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次のⅣ峰は大きな岩壁が屹立しているが、二段になっていて登り易い。登り上げると山頂部は西に長い。西の端から男体山が見えた。ここから普通の下りになり、小さなピナクルに向かって登る感じでⅤ峰に至る。Ⅴ峰の下りは高度感もあり豪快な岩場の下りになるが、トラロープが掛かり、手がかり足がかりが豊富なので、落ち着いて進めばどうということはない。そして鞍部に降り立てば、ここまでで一番大きな岩壁を見せるⅥ峰が待っている。

岩壁を正面から攻略。友人は右手の巻道へ。
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岩場を越えて友人を追う。
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山頂部が西に長いⅣ峰。
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Ⅳ峰西のはずれから男体山が見えた。
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Ⅳ峰の下り。
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Ⅴ峰への登りからⅣ峰を振り返る。
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Ⅴ峰からは大きな岩場の下りがある。
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トラロープがセットされている。
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このルートの核心部ともいえるⅥ峰の岩壁は登攀ラインをいろいろ取れそうだったが、正面から取り付いた。一段目の登りはホールドもしっかりしているが、次の岩壁は脆く手を掛けるとボロッともげ落ちてしまう。さらに左足のとっかかりがズルッと来て焦った!! そっと体勢を立て直して、右手の細いバンドに移動。慎重に乗り上がって、続く左斜めに走るバンドを登るとピークに立てた。前回は途中で岩壁から逃げたので、完登出来てよかった。

Ⅴ峰の下りを終えて、Ⅵ峰の大きな岩壁を見上げる。
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かなり厳しい岩壁だが、登れそうなラインがいくつか見られる。
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正面から取り付いた。一段目はスムーズ。友人に撮影を依頼した。
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二段目の岩が脆く、危うい。右に移動してバンドを伝う。
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狭いバンドを斜上する。
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最後の岩を越えると岩壁は終わった。
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Ⅵ峰ピークは岩場の先にある。
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Ⅵ峰まで来ると、岩峰群の縦走は終了する。あとはのんびりと山の起伏に沿って足を進めるだけだ。正面に最高地点の580Pを見て登って行く。冬枯れの山は落ち葉の山であり、上天気にウキウキしながらヨジノキを目指す。白い姿の袈裟丸山や白根山を見ながらの稜線漫歩だ。左手に回り込むように稜線が続いており、途中から木の間越しに岩峰群を見ることが出来る。小さなアップ・ダウンを繰り返すうちに祠のあるピークに出る。ヨジノキだ。

岩場の登攀を終えてホッとすると、580Pが近づいて来る。
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普通の岩尾根を進む。
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袈裟丸山が白く見えた。
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小さなアップ・ダウンを繰り返してヨジノキに向かう。
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途中の大岩の上に立つと辿って来た岩峰群の全貌が見えた。
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最後のピーク・ヨジノキに到着。ここで大休止。
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大休止を取ったら、下山開始。初めは少し急な尾根だが暫くすると傾斜は落ち着く。派生する支尾根に入らないように、GPSで確認しながら下って行く。前回標高400mほどの地点で視界の隅に黒く動くものが見えたため、右手の沢に降りてしまったが、今回はまっすぐ尾根に沿って下る。藪というほどの部分もなく、概ね快適に高度を落として行くと人家のすぐ上の目標点に下山することが出来た。

初めは痩せた急斜面だが、長くは続かない。
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支尾根に注意しながら主尾根をキープ。
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傾斜が落ちて、先が見えて来た。
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尾根の末端部をのんびり降りて行く。
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予定したところに無事下山することが出来た。
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駐車ポイントまでの道すがら、岩峰群からヨジノキまでのピークを振り返りながら、友人とともに楽しんだヨジノキ山行を語り合った。

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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    いつもながら,きちんとした細かな記録ですね。凄い岩場を登りながらも撮影をするなど,立派なもんです!ヨジノキは私も何年前でしょうか,2度ほど訪れたものですが、記憶は???きちんとした記録もないもので、、。ただ、かすかな記憶によれば,当時はまだトラロープなどなかったので、核心部は巻いた記憶があります。Sの字のように歩いたんですけど、、ⅥとⅤだったかな?
    静かないい山ですね。大小山、三床山がメジャー化したいま、貴重な山域ですね。このヨジノキの祠もいい感じ。危ないところは逃げながら、私もこの付近に再度出没してみたいと思わされました!それにしてもよくあんな岩場を登りましたね!ゲレンデと違い浮き石、落石、その辺も怖いですし、、。お気をつけて今年も,山の記録を紹介してください。ヤブ、岩、雪、スキー、幅広いですね。さらにセミプロのような、星の写真。などなど、楽しみです!ついでながらバランスのよいargoさんの同行者も,苦戦しつつも健闘,善戦していますね!
    2021年01月02日 08:35
  • argo

    芝刈り爺さん、こんにちは。
    いろいろお褒め戴き有難うございます。記録は難しいですね、最近はボイスレコーダーを
    使っていますが、愛用のひとつを先日山行中に枝に引っ掛けて紛失しました。写真だけだと
    いまひとつ曖昧になったりします。それと、厳しい岩場ではなかなか撮影に至らないことが
    多いのですが、今回は同行の友人が私の姿を撮影してくれました。あまり人の登場の少ない
    このブログですが、人を入れることで動きが生まれるので貴重です。
    岩場は苦手と言っていた同行者ですが、経験値がものをいう世界ですから、無理やり連れて
    来てしまえば、どうということもなくこなしてくれます(笑)。
    2021年01月02日 11:45