コロナに揺れた一年

今年は自分にとって意味のある年だと思っていた。しかし予想も出来なかったコロナ蔓延で日本が、また世界が大変なことになってしまった。去年の12月の末、毎年行われていたひとつの忘年会の日を最後に、今年一年間電車に乗っていない。また様々な飲み会も失せた。春になってじわじわとその猛威が広がりつつある中で母が亡くなった。私たちはまるでろうそくの灯が消え入るように逝った母を、質素に見送った。天寿を全うしてくれ…

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二床山北稜から一床山北稜へ

先日の一床山南稜のあと、二床山に縦走してそのまま北に延びる二床山北稜を下り一床山に登り返した。というのもこれまで何度も通過して来た二床山だったが、地図によると北に延びる未踏の尾根があったからだ。しかし、二床山北稜はどうということのない冬枯れの尾根。軽やかに下って行くと、お決まりの岩尾根になる。すると、この岩尾根の途中にニョキっとしたピナクルを見つけた。背後は烏ヶ岳。小さいこのピナクルの先には、急…

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ブーツ調整

今季二度のスキーを経験して、足の内側の踝付近に痛みを感じることが分かったので、ブーツの調整を図ろうということになった。以前もこの辺りが痛いことがあって、ショップの方に工夫してもらった経緯があるが、これはその後自分で別の方法を考えて解消した。しかし、今回はまた違った感触だった。そこで靴を履いていてどういう風にすると踝が当たらないか、を痛みとの兼ね合いでよく検証してみた。すると、若干かかとをあげると…

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ラッセル 敗退

25日正午からの金精道路冬季閉鎖に合わせ弥陀ヶ池、あわよくば白根をスキーで登下降したいと考えていたが、閉鎖前日出かけてみた。すると、菅沼の駐車場は除雪がなく国道の路上駐車を余儀なくされた。今季二度目になるスキー歩行だったが、前回ブーツ内側の踝のあたりに痛みを感じ、下山して見てみると赤くなっていたことから今回も少し不安があった。このブーツもすでに6冬目になると記憶しているが、これまでに何度となく修…

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一床山 南稜

先日一床山南壁を登ったが、そのとき南壁の東側に小さいが尾根が突き上げていることに気がついた。この存在が気になり、もう一度一床山の南壁を目指した。今回は栗の木広場の手前の刈り払いされた道?を入ってみた。しばらく行くと道は二分していて、道なりは左にカーブして行くが、こっちへ入ってくれとばかりに直進する薄い踏み跡らしき道があるのでこれに入る。GPSを確認すると前回のルートと並行しているので、そのまま進…

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赤薙山滑降

突如の大寒波襲来に各地でかなりの降雪があった。一度に大量の降雪があると、雪の間に隙間ができやすく、こうした時に雪にはまると脱出できなくなることもある。各地のライブカメラを見ながらチャンスを狙ったが今回の降りは簡単には収まらず、出動を待たざるを得なかった。22日になってようやく晴天がやって来たので、手始めに赤薙山に出かけた。アプローチが短いのが何より嬉しい。前シーズンが雪の少ない年であったこと、コ…

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熊鷹山からの冬展望

熊鷹山の山頂には櫓があり、この上に登ると四方の展望は格別なものになる。とりわけ、北側には日光連山から皇海山・袈裟丸山更に赤城山・浅間山と続く山並みを一望することが出来る。折りしも冬型の気圧配置が強まって来て、山頂では北風が強まりつつあった。日光連山は雪雲にすっぽり包まれ、その連なりにも手が延びつつある状況が見て取れた。画面中央に雲のかかった皇海山、その手前にギザギザの鋸山から庚申山の山稜が見える。

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熊鷹山・小戸川ルート

10月に西沢口から登って以来の熊鷹山。林道が整備されたと聞いて、小戸川ルートで山頂を目指した。この小戸川沿いの林道は、何度も整備されてはいるが基本的に悪路であることに違いはない。轍も深く、車高の高い四駆などなら問題はないが、一般の乗用車では走行には結構緊張する。 歩いても大した距離ではないが、出来れば林道末端の駐車広場まで入りたい。問題のなべこし橋の先の陥没地帯は、確かに砂利が投入され均されて…

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寺久保山見晴台

過日、一床山から寺久保山がよく見えたので、見晴台に行ってみた。医王寺からの定番ルートだ。中央の露岩が見晴台だ。ルートに入ってすぐの倒木が無くなっていた。あってもよかったのに、ご苦労様。登山道も整備されて、すっきりしている。この山で人に出会ったことは一度もないが、登っている人がいるのだろうか・・。落ち葉も片付けられ、進入禁止の柵も組み直されていた。これは降りてみたい・・。一段登ると平坦地を行くよう…

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木星・土星の超大接近

長く天文活動をして来て、こんな姿はこれまで見たことがなかった!! 宵の南西の空、木星と土星がくっついていた。19日には木星・土星の接近を f 2155㎜ で捉えたが、3日たち更に両者の見かけの距離は近づいた。400年ぶりの超大接近だ。次回は60年後とあれば、是が非でも捉えねばならない。望遠鏡の100倍程度の視野にも両者を同時に導入できるとあって、2×テレプラスを利用して焦点距離をさらに引き延ばし…

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一床山 南壁

過日、一床山に登るとその急崖の南面に興味を持った。高松の西壁を登ったのだから、同じような感じではなかろうかとたかをくくり、出かけて行った。最初は高松西壁へのアプローチを同様に使うが、沢の詰まりあたりから左手にルートを取る。大雨の爪痕のような深くえぐれた砂利の斜面を越えて行く。沢沿いなので高松への登りより傾斜がない。巡視路の道形が残っているらしく、スムーズだ。これを詰めて行くと巡視路を示すふたつ目…

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木星・土星の大接近

火星が明るく目立ち始める前から、木星と土星のランデブーが続いていたがここに来ていよいよクライマックスを迎えている。木星の公転周期は12年、土星のそれは30年、となると 1/12-1/30=1/S の会合周期の式に代入して、S=20年という答えが出る。これがすなわち、木星と土星の会合周期ということになる。つまり、天上で木星と土星が一緒に並ぶのは、20年ごとということだ。しかし、今回のような大接近に…

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新作メニュー

たまたまTVを見ていると、ロバートの馬場さんがとあるレシピを紹介していた。それを聞いてスザンヌが調理するらしい。白菜を切ってチーズをちぎって載せオーブンにかける。適当なところでバターを載せお醤油を振り、出来上がり。これは美味そう、と即やってみた。オーブンがないので、軽くフライパンで炒めて白菜をしならせた。そしてチーズをちぎる、さらにバターをちょっとずつ載せて最後にお醤油を垂らしてみると、おおけっ…

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月・木星・土星の会合Ⅱ

長く夕空の南西に並んで見えている木星と土星がどんどん接近している。こうした惑星同士の接近は、実際に接近しているわけではなく、地球からの視線方向が同じようになっていることから起こる。ただ、ビジュアル的にこうした惑星の会合は、ときに美しい景観を見せる。 昨夜はそこに月齢3の月が近くに見えて三つ巴になった。三日月形の月は、よく欠けている部分も見えたりする。地球照といって、魅力的な姿を見せる。地球が反…

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合掌、また合掌

もうずっとずうっと昔のこと。三人で夏、エアコンも付いていない小さな車に乗って東北旅行に出かけた。別にどこへ行くとも当てのない・・。若さゆえ出来た long drive だった。思い出すのは石巻あたりから陸中海岸を走ってみようということになり、あのリアス式海岸を北上したこと。しかし、あのギザギザの海岸線を走るのはキツく、いい加減嫌になって気仙沼から一関のR4に戻った。感動したのは、奥入瀬渓流。渓流…

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峠を越えて三床山周回

峠というのは、山の鞍部とは違う。山の連なりの中でピークとピークの間の低くなっているところを鞍部というのであって、峠はひとつの山の連なりを別な方向から乗り越えて行くところを言う。したがって、山を出来るだけ容易に乗り越えられる場所ということで、峠の多くは山の鞍部に位置している。今回、鹿島神社からのノーマル周回とは違った周回をやってみた。2年ほど前、三床山を知って盛んに周辺の支尾根等を歩いていた時、栗…

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再び、植え替え

2年前の5月、枯れたヒメシャラに代えて植えたハナミズキ。僅か2ヶ月でうどんこ病になり、植え替えると病気は治ったらしく、今年の4月には一輪の花をつけた。残念ながら、その花は完全な花として咲くことが出来ずに終わってしまったが、その後この夏には多くの葉をつけ元気に成長し、背丈もずいぶん大きくなった。同様に、玄関先のハナミズキに代えて植えたツゲもかなり成長したので、もう一度最初の姿に戻そうと植え替えをし…

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双子座流星群

今年も双子座流星群の日がやって来た。双子群の思い出は多い。学生の時には天文同好会で、毎年秩父の山の中に出かけていた。あの頃は車もなかったから、最寄りの鉄道駅から重荷を背負って山道を歩いた。テントや食糧・道具類を分担して持ち、三々五々皆が集まり観測開始。オーソドックスな計数観測を6~7時間も行った。高校生の時から観望は行っていたが、大勢での計数観測はやったことがなく、この観測はとても楽しかった。 …

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下山して見た "赤"

12月になって、大抵の山ではすでに紅葉時期は過ぎて、赤い葉を落としている、或いは落とし始めているが、鳩の峰から降りて来た付近にはまだ見事な紅葉を見せているところがあった。竹藪を抜けたところにも赤が映えていた。民家の塀の上に、これはマユミだろうか。別のお宅の塀には、赤くカラスウリの実。歩いて来た鳩の峰から西に延びた稜線を振り返る。陽が傾くと山は一層赤く見えた。

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鳩の峰を行く

今年になって初めて覚えた鳩の峰。冬になって、歩き易くなっているだろうと、越床峠から入った。特徴的な山容を見せる鳩の峰だが、この稜線はアップダウンの小さい尾根で極めて快適だ。冬枯れとなった低山徘徊、のんびりと登る。峠から僅かな距離でピークに出る。天気の回復が遅れ、なかなか日差しが届いて来ない。気温は汗をかかない程度で、気持ち良い。ピークからは紅葉の山並みが幾重にも望まれる。直ぐに祠尾根を左に分ける…

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独標点描

岩場に差し掛かって振り返ると、逆光の空に雲が色づいて見えた。日光連山から西に向かっての山並み。手前は赤岩山。赤城山がちょこっと見えることが先日分かった。雪のない女峰周辺。輝く紅葉。今年もあちらこちらの山で紅葉・黄葉を楽しませてもらった。

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独標バリエーション

いつもの紅葉を見るために山に入った。時間があったら、独標へ行ってみよう。先行者がいたので、いつもと別なルートで登って行く。最後の紅葉が輝いていた。今年は、随分山の中の紅葉を楽しむことが出来た。久し振りに御岳尾根に登ってみる。以前はここにザイルが降りていた。写真を撮る余裕のある岩登り。登り終えると尾根の下段のバンドに出る。そのまま登ってもよいがバンドをトラバースして尾根の末端に出た。この末端は不動…

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Jealous Guy

12月08日は、Johnの命日だった。Paulは未だに現役なのに、残念なことにJohnが凶弾に倒れて40年も経ってしまった。Johnの数々の曲の中で最も好きな曲は "Jealous Guy" 。この曲はBeatles解散後、1971年に発表されたアルバム"IMAGINE" に収録されている。このアルバムは、当時発刊されていたNew Music Magazineの新譜評価で100点満点を記録した名…

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モミジの紅葉

里山もすで紅葉の時は過ぎて、冬枯れが広がって来ている。そんな中、毎年この山域でおそらく最後の紅葉を見せるモミジの紅葉のときがまたやって来た。過日12月01日にはまだまだだったが、ここ数日気温の低下が見られたので、いよいよかなと思ったが、見事に満紅葉となっていた。この見事な紅葉が終わると、一気に葉が落ちて冬枯れの様相になる。季節のうつろいをこの一本の木が様々に演出してくれる。 11月11日 まだ…

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浅間山

いつも佐野の市街地を走っていると小高い丘のように見える山が目に留まっていた。印象的なのは山頂に向けてまっすぐ延びている山道だ。先週、登ってみようと出かけたが、登山口が見つからず諦めた浅間山(せんげんやま)。昨日、チャンスを得た。浅間神社から登る。すぐに石段を登るようになる。佐野市街、そして大小山から鳩の峰ら足利との境の山々が見える。一本道の向こうに道を塞ぐような大岩が見える。この大岩、"富士山"…

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岩峰群

ヨジノキ岩峰群を上手く写真に収めたいと下山してから付近を歩いてみたが、電線・電柱が走っていてそれをかわすのは難しかった。切り出した材木となる太い木が沢山積まれているところがあったが、人気はないもののその上に登るのはさすがに憚った。本当は左端にヨジノキまで収めたかったが如何せん電柱が邪魔をしていたので、Ⅰ峰からⅥ峰までの岩峰群のみを捉えた。紅葉の山に映える岩峰群だ。下山して車のデポ地までの間に、見…

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ヨジノキ

冬になったら、と温めてあった友人に教わっていた "ヨジノキ" 岩峰群を歩いて来た。情報が乏しく、どんなものかよくわからなかったが、試登のつもりで出かけた。結果的には、心配するほどの岩場はなく、概ね快適に踏破した。また、稜線通しに踏み跡も見え、ピンクテープも点在していて何ら迷うところもなく楽しい里山歩きとなった。 県道から分かれて閑馬町方面に向かい、途中から林道に入る。ちょうど車一台分のスペース…

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友人二人と会い、二件のお墓参りをこなす

10月末、預かった写真集の最後の一冊を甲武信小屋へ届け、亡くなった友人との約束を果たすことが出来たが、その後その報告になかなか出かけることが出来ずにいた。今年もあと一ヶ月になり、気になっていることを解消すべく前夜、思いついてお墓参り二件とついでに友人二人と会う長距離行脚を行おうと計画した。みな、我が家からは遠く離れているので、どういう段取りで回ろうか、地図を開いて検討した。上手に一筆描きしたいと…

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お天気に誘われて

風もなく、暑くもなく寒くもない絶好のコンディション、蒼空にはいくつものパラグライダーが飛び交い、山にも見上げる不動の滝付近のゲレンデには、歓声がこだましていた。滝ルートから、また変なところに取り付き、マラ岩を目指す。落ち葉の斜面を攀じる。夏場には取り付きにくい岩場を越えて行く。マラ岩下のゲレンデで練習中のクライマーを観察。伐採後の踏み跡を辿ると・・こんな感じなら行ける・・。見覚えのあるバンドに出…

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深まる秋

気温が下がって来て、秋も深まって来た。所用をこなして遅くなったが、上天気に誘われちょいと山へ。森の密が解消されて来た。12月になったのに、登山道には残華が・・。フユイチゴが沢山実をつけていた。これは美味しいらしい・・。ノアザミだろうか、まだ鮮やかな色を見せていた。紅葉はほぼ終わり、山は落ち葉の山に・・。花を閉じた、咲き終えたリンドウ、まだ姿を残していた。冬枯れの桜の枝先が赤い。冬芽だろうか・・。

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黒 点

一昨日、珍しくある友人からメールをもらった。彼は365日一日も欠かさず太陽と向き合っていて、晴れの日は必ず、曇りの日でもちょっとした雲の隙間から太陽が見られれば、望遠鏡を向け観測を行う、ちょっと普通の人ではない。年間の太陽観測の日数はナント300日を越えるというから、半端ではない。以前にも他の仲間と一緒に山に登ったり、ちょっとしたところに出かけたりしたことがあるが、そうしたときでも、必ず観測の三…

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