偵 察

甲子旭岳はとても魅力的な山だ。
思い起こせば、那須の中の大倉尾根を最初に辿ったとき、その北側に真っ白な姿の旭岳を見てすっかり魅了されてしまった。その後地図を見たり記録をチェックして、下郷村の野際新田から観音山を経て山頂に至るルートを検討しアタックした。しかし初見参では、観音山から見たときの旭岳の大迫力に圧倒され、すごすごと敗退することになった。二度目は、雪の少ない年でブッシュの通過等で難儀を強いられた。なんとか観音山へは到達できたが、時間も押していて旭岳は断念。
一昨年、三度目にしてようやく観音山からのルートで山頂をゲットした。またその直後には、大峠林道からのルートを極め、昨年秋には甲子山からのルートで山頂に出た。
このとき甲子山からの旭岳を見て、この甲子山からの冬季アタックの可能性を考えた。秋とはいえ、降雪後で少し雪があったが、真っ白になった甲子山からのルートを想像しながら、可能かどうかを見極めたいと思っていた。過日、友人から赤面山からの旭岳の写真がメールで届き、食い入るように写真を眺めたが、甲子山から続く稜線は樹林帯を抜けると急斜面のリッジが山頂まで延びていて、これをスキーで登るのは難しいように思えた。
今回その旭岳の厳冬期の様子を間近で確かめるため、甲子山に出かけた。東面にあたる甲子山からの展望は2000mに満たない山とは思えないアルペン的風貌と威圧感に満ちた素晴らしい景観だった。
甲子旭岳PC.jpg
快晴の空から雲が流れ、白銀の山に影を落とすと山は更に迫力を増していた。忙しく雲が流れて、表情を目まぐるしく変化させる旭岳をズームアップしてみると、東面アタックのルートが見えて来た。
旭岳へはここから少しだけ下り、樹林帯を進む。次第に高度を上げるとやがて樹林帯を抜けて雪稜に出る。傾斜が増し、ここからはスキーで登るのは難しそうだ。この最後の雪稜をつぼ足単独で突破する技量はもはやなさそうだ。
27.jpg

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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    崇高、と言うか、、きれいですが、そんな言葉では収まらぬ姿をしていますね。雪をまとった姿は格別にいいですね。光線も左から入って陰影がくっきり。あの稜線、ナイフリッジとでも言うか、この時期あるいは、3月中頃までは、、いや雪がしっかり締まるまでは、近づけない(私には)世界です。ヤマレコなんかで見ると雪庇に気をつけ登り、、下りはさすがに、南面を下ったようですが、、。
    argoさんも、甲子山まででも、よく行きましたね。さすがですね。スキーですと、どっかでデポ。となるとリッジの下りが、、、難点??いい写真を拝見。お天気、よかったんですね。
    2021年01月20日 08:41
  • argo

    芝刈り爺さん、こんばんは。いつも有難うございます。
    もっとメジャーになっても良さそうな風貌を持つ山ですね。甲子山山頂で結構長いこと
    眺めていましたが、飽きないというか、その迫力に押されっぱなしでした。
    この付近の山では特筆に値します。
    2021年01月20日 18:14
  • フライマン

    偵察天気も良く大成功ですね。
    甲子山の山スキーでの登頂もすばらしいです。
    2021年01月21日 08:46
  • argo

    フライマンさん、有難うございます。
    偵察といっても、どんなものかなぁ、くらいのもので、山を眺めながらルートを
    様々に描いて楽しみました。それにしても、立派な山です。
    2021年01月21日 09:47