ヨジノキ岩峰群Ⅰ峰北東尾根

12月にヨジノキ岩峰群を二度歩いたが、このⅠ峰から見たとき北東側から顕著な尾根が登って来ているのが気になっていた。というのも、その稜線の有り様がとても美しかったからだ。12月には名残りの紅葉が山肌に映えていた。
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その後地図を見てみると、その尾根は作原に向かう県道まで延びていることが分かった。そこで、この尾根を歩いてみようと、ルートを計画した。登りは県道から取り付き、456Pを経てピークに至り、下山は456Pまで戻り、そこから南東に延びた尾根に入り、途中から東に延びる尾根に乗り換えて県道に戻る、というルートだ。
地図を見ると、最初の取り付き付近が最も傾斜が大きいが、他の部分はさほど急な斜面ということもなさそうなので、軽く周回出来そうに思えた。
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寒波がやって来て空気は冷たかったが、天気がとてもいいので陽が高くなってから出動した。うまい具合に取り付きに考えていた付近の路肩に駐車できそうな所を見つけた。
準備をして出発。ところが、動物よけのフェンスがずっと張られている。このフェンスをクリアするのが先決だ。
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すると、つなぎ目にあたるところにフェンスを抜けて山に取り付けられそうなところを発見。擁壁を登って行くと、微妙なバランスで何とかクリアできた。
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フェンスの中に入りフェンスを支えるワイヤーをくぐり、高みへと向かう。
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ところがその先は半端ではない傾斜とブッシュが続き、笹竹を摑みながら滑り落ちないように
一歩ずつ高みを目指して行く。
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ブッシュを抜けると落ち葉の斜面になるが、立木も枯れているものばかりで不用意に持つとボロッと折れてしまうので、しっかり生きているものを見つけて手をかけなければならない。
落ち葉の斜面は滑り易く、まるで雪面を滑らないように足を蹴り込むようにしながら高度を稼いで行く。
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岩が出て来るとようやく傾斜が収まり、尾根の北東端の肩のような部分に出る。
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すると、そこに祠があった。ということは、ここまで登って来ている人がいる、ということだ。
しかし、ここまで道形は一切なかった。
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傾斜が緩み、尾根筋に出ると歩き易くなり振り返ったり、周囲の山を見る余裕も生まれて来る。
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木々の隙間からは時折り県道沿いの集落が望め、また周囲の山々もよく見えるようになる。
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やがて行く手にはピラミダルなピークが見えて来るが、456Pと思われた。地図を見るとこの456Pまで行けば、
Ⅰ峰はわけはないように思えた。
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冬枯れの尾根はブッシュもなく快適に辿れた。シカの糞があちらこちらに見られるが、動物の気配は一切ない。
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振り返ると、周囲は低山ながら山々に囲まれているのが分かる。
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大きな岩が露出しているところでは展望も開ける。しかし裏側は切れ落ちていたりする。
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徐々に標高を上げて行く。こんな傾斜が出て来るとホッとする。
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尾根の向こうに456Pが大きく望めるようになる。思った以上に大きく手強そうだ。
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岩尾根風の稜線。いつの間にか、日差しは失われていた。雪雲がちぎれて飛んで来ているようだった。
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強い冬型のせいなのだろう、北の雲が流れ込み、小雪もちらついている。
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そして456Pのピークに向かって最後の登りが始まる。
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次第に傾斜を増し、その姿に見合った急斜面を登る。
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東西に長いピークを持つ456Pの西端に出た。ようやく岩峰群Ⅰ峰が見えた。
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一旦少し下り、登り返して行く。ここは左手から大きく迂回することも可能だ。下山時に確認した。
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この瘤のような岩には、右手にトラロープがフィックスされていた。勿論、正面のリッジ通しで登る。
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登り切ると平坦地が現れた。456Pから思っていた以上に距離もある。Ⅰ峰はまだ遠い。
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さらに岩尾根を登って行く。予想外のアルバイトに地図を見直すと、地図には現れない凹凸があるようだ。
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この露岩を過ぎると緩く左にカーブする。日差しが戻って来た。
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Ⅰ峰がようやくそこに迫って来た。
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岩峰群のⅣ峰が見えた。何となく、懐かしい。
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次第に傾斜を増してⅠ峰ピークに近づく。
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岩尾根の如く露岩が多く見られ、楽しい岩稜歩きだ。
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巻くこともできるが面白い岩峰。正面から登ると少し緊張する。少しのロープが丸めて置いてあった。
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正面から登って行く。若干腕力も必要、プチ岩登りだ。
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Ⅳ峰よりも高くなった。Ⅰ峰ピークはもうそこだ。
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気持ちの良いⅠ峰に飛び出す。一気に展望が広がる。
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登って来た北東尾根。中央ピークは456Pだ。すでに紅葉した葉は、みな落ちてしまっているようだった。
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ヨジノキと、連なる岩峰群。
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下山は456Pまでは往路を辿る。急斜面の下りになるところが多い。
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痩せ尾根になっている部分もある。登りはいいが下りは、慎重にならざるを得ない。
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正面に見える456Pまで戻る。いま歩いて来たところも逆向きになると違った感じになる。
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登りは忠実に稜線を歩いたが、下山時は巻けるところは巻いてみた。
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稜線の下に道形が見える。
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456Pへの登り返し。しかし往きとは違っていて、緩やかな登りを僅かでピークに出る。
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この先、登り上げたところが456Pピークで、そこから支尾根に入り下る。
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456Pからは右手に支尾根を見つけて下る。ところが、樹林があって行く手は分かりずらい。GPSが役に立つ。
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尾根に乗れば、あとは稜線を進むだけ。要所はGPSで確認する。
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小さな凸凹はどこにでもある。若干の登り返しで尾根の分岐点に近づく。
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振り返ると456PからⅠ峰への稜線がよく見えた。
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このまま続く尾根は南へ下って行く。この先に祠の残骸が重ねられていた。
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眺めも良く、祠を置きたくなるのも分かる気がした。
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祠からは左に急斜面を降りて行くと、明瞭な尾根上を行くようになる。ここで東尾根に乗ったことになる。
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荒れた感じはするがブッシュもなく快適だ。
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その先はどうなっているのだろうと思わせるが、覗き込むと尾根がちゃんと繋がっていた。
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里の集落や県道作原線、そして旗川の流れが見下ろせる。
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一枚岩を通過。大きなスラブが露出している。
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快適な下りが続く。
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笹原が少し現れた。すでに標高を落として、尾根の下部であることを教えている。
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最後の急斜面を民家を目指して下って行く。
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予想した通りフェンスに阻まれるが、納屋みたいなものがあるので出入口があるのでは、と思った。
しかし出入口はなく、フェンスを乗り越えることになった。
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正面の納屋の右手に出て来た。県道はすぐ後ろで、駐車ポイントまではごく僅かな距離だった。
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この記事へのコメント

  • 芝刈り爺さん

    よく行きましたね!

    ヨジノキだけでも十分ですが、さらにそのバリエーションとは!

    岩場と難関はフェンスでしょうか、、。この尾根見たことはありますが、とてもとてもチャレンジする勇気、気力、体力、技術、、なさそう。祠、、いいですね!
    2021年01月11日 10:40
  • argo

    芝刈り爺さん、こんにちは。
    先月のヨジノキ行で、Ⅰ峰から見た北東稜線が気になっていて、歩いてみました。
    岩場、ちょっとありますが、そんなに危険というわけではないので、ぜひ行かれて
    みると良いかと思います。
    ご指摘の通り、最初と最後のフェンス越えが一番嫌ですね。
    2021年01月11日 14:41