季節はずれ

いつもと同じルートではつまらないと、キョロキョロしながら登山口に向かった。すると、何となく踏み跡のようなラインを山の斜面に見出した。ならば、ひとつ行ってみようと登り出した斜面には、落ち葉が沢山溜まっていた。うず高く積もった落ち葉をかき分けるようにして登って行くと大きく段差を越えるところに出た。地面に手を置くようにして登り上げると、そこにこんな時季にセミの抜け殻が落ちているのを見つけた。季節はずれ…

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野次馬

足利の両崖山らで山火事が起きていてなかなか消えない、というので、ちょっと見に行った。とはいっても、足利の東端の越床峠付近からであり、ネットニュースにあったような非難される野次馬とは違う。曇り空の下ではっきりとは認めにくかったが、確かに両崖山付近に煙が上がっていて、その北側一帯が薄い雲のように煙がなびいており、赤城山がその上に浮かんでいるような景色が見えた。ヘリコプターの爆音が聞こえ、見ていた時間…

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二岐山 滑降

強烈な冬型が崩れ加減だが、等圧線はまだ冬型の様相。目標の山は吹雪いているのだろう。友人の提案で初めて耳にする山へと転進した。駐車ポイントに他に車はなく、トレースもなかった。静かな雪の森にトレースをつけて行く。先行する友人。大きな岩を巻くあたりから傾斜が出て来る。曇っているが風もなく穏やかな雪の森。新雪が7、8cm程度乗った快適斜面にトレースを延ばす。熊棚を思わせる木はヤドリギだという。新雪の量は…

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雪森の風景

一瞬クマダナ、かと思ったが、ヤドリギのようだ。積雪は、十分な量だ。ヘビが巻き付いているような・・、コブか!?たこブナ、その名の通りの見事な枝ぶりのブナ。この森の主のようだ。晴れ間、貴重な青空だった。不思議な十字ブナと思いきや右手のブナが同化していた。深き雪、喘ぐラッセル。山頂稜線には、雪の華。山頂銘板、360度の展望は皆無。猿の腰掛ならぬ、雪の腰掛。

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侵入者

階段で何やらコロンコロン、という音。慌てて階段に行ってみると、階段下を素早く移動する黒っぽい影が見えた。人のようにも見えたが、動きがあまりに早かった。各部屋は締っていて、階下へ降りると廊下から茶の間そして食堂・台所が直線状の動線。声を少し荒げて、誰だ!? と進む。誰もいない、しかし、しっかりとその姿を見た。誰か、何かいる!! 身構えて食堂まで進む。いない・・。すると、台所の窓の桟に猫が一匹。近づ…

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ケルンのピーク

大小山山塊・毛野山西尾根は最近のお気に入り。麓を歩くとこんな花が咲いていた。また、赤い葉っぱも・・。秋の日からずっと色づいていた葉のようだ。春のような日差しの中、尾根を登った。次第に傾斜を増して行く・・。露岩に出て振り向くと、足利の町が見下ろせる。お目当てのケルンのピーク。過日積んだケルンのほかに小さなケルンが二つあった。ケルンのピークからは、西尾根の頭・大小山・妙義山・毛野山・あいの山らのパノ…

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地図を作る

山行を終えてのGPS軌跡の地図起こしは、面白いものがある。ポイント名を入れたり色を変えたりして記憶を定着させるために、しっかりした地図を作る。最近は里山の地図には出ていないルートを巡ったりすることが多くなり、またそうした山歩きが面白くなっているので、足跡をしっかりと地図に残し、或いは今後また別なルートを歩いたりしたときの比較に、と地図作りをしている。果して何かの役に立つのかは分からないが、楽しみ…

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マンサクを求めて

ちょっと姿が普通の花とは違ったマンサクの花。先日、星野の里で見て来たが、山の中に咲いている姿を見ようと鳩の峰付近に咲いているとの情報を得て出かけた。どういう風に咲いているのか、先日見た姿を想定しながら山に入った。地図を頼りに駐車地を探して行くと、見覚えのある所に出た。以前この辺りの山を巡った時に停めたころだ。ここから歩き始める。高速道路を渡る手前には神社があり、二種類の木が絡んでいるおかしな木が…

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勝ったよ!

大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝した。凄いことだと思った。これまで全米でも優勝しているが、世界ランキング1位になった後、不調になり試合中にイラつきを見せたり、冷静さを欠いて負けることもあった。正直言って、人前でラケットを放り投げるなんて、我が儘だなぁ、と思ったりした。しかし、そうしたことも踏み台にして強くなっていることを実感した。テニスはひと試合が長く、自分の性には合わないので試合の全部を見る…

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壊れたデータ

デジタルの世界にどっぷりと浸かっている現在だが、そんな中にも落とし穴がいくつもある。過日赤薙山に出かけた折りも例によってバシャバシャ写真を撮って来たが、帰って来てカメラのSDカードからPCにデータを移行させ開くと、ナント撮影を始めた最初から53コマが見られなくなってしまっていた。この間90分ほど・・。この日は新月の二日前で、キスゲ平に到着した夜明け前の東天には肉眼で見える限界の細い月が昇って来て…

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一床山の麓にて

一床山でもセツブンソウが咲いたということで、早速見に行って来た。株の数は20株程度だが、こんなところに咲いているということが貴重だ。またフクジュソウも咲いていた。山の中のフクジュソウということで小ぶりなのが特徴らしい。金色に光る丸い花が美しい。花びらがまだ開ききらない。帰りには、また沢入の滝を見に行った。先日よりも水量が増えていた。3日前の雨が効いているのだろう。

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毛野山北東尾根

久し振りの大雨の後だったので、山が乾くのを待って出動した。気になっていた毛野山北東尾根・・。毛野山のピークの先にベンチがあり、そこに "この先行き止まり" の表示がある。行き止まり、といってもそんなはずはない、と思っていた。最初に見たときからこれを下るとどうなるのだろうと、降りてみたいと思っていたが、今回はそれを目的に出かけた。ルートは毛野山西尾根を登り、その行き止まりの表示から北東尾根を下る。…

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日没前の虹

久し振りに荒れた天気になったが、急速に回復するというので手ぐすね引いていた。すると、17時過ぎ太陽の光がかなり低いところから射して来た。慌ててベランダに出てみると、虹が出ていた。直ぐにカメラを取り出して、屋上に上りシャッターを切る。見事な二重になっていた。虹は基本的に二重に出るものだが、普段意外に気づかず、たまにくっきりと出ると二重だ、と騒ぐ。いつも二重なんだよ!! 金色の夕陽に照らされた町と虹…

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星野の里に・・

ポカポカ陽気に誘われて、星野の里を訪れた。もう終わりかと思ったロウバイが、まだ沢山花をつけていた。その後ろには紅梅の花が目を惹いた。またマンサクの花も咲いていた。そしてお目当てのセツブンソウ、自生地としては北限と言われている。まだ咲き始め、といった感じではあったが、あちらこちらに可憐な花を見つけることができた。そしてこれは? ミツマタのつぼみらしい・・。フクジュソウも・・。

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赤薙山 南東尾根滑降

赤薙山へは通常、キスゲ平からの東尾根を登る。その時、中ノ沢を隔てて左手に見えている長大な尾根が南東尾根だ。東尾根を登りながら幾度となく南東尾根を観察し、実際に踏査もしたことがあるが、二ヶ所樹林がまばらで雪がつくと快適そうな緩斜面が続くところがあるので、これを滑走出来はしないかと思っていた。そんな中、この冬は早い時期から雪が降って、まずまずの積雪があるのでチャンスを見てトライしてみたいと考えた。た…

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南東尾根上部より日光連山

赤薙山南東尾根を下って行くと二つ目の段になっている台地が火山礫の痩せ尾根になっているが、その先に展望の開けた丸いピークがある。ここから振り返って山頂方向を見ると、男体山から女峰山・赤薙山らが立ちはだかる屏風のような連なりで、実に見事である。普段、赤薙山から見るのとは少し違っていて新鮮な印象を受ける。

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赤薙からの鹿島灘

すでに何度も赤薙山から太平洋・鹿島灘を見ているが、過日の山行の際にも山頂直下の薙の上から光る海を見た。左手に東尾根、右に山頂付近の山襞に挟まれた薙斜面トツプからのパノラミックな画像だ。太陽の高度が適当でないと見られない海だが、この日は登り始めのころには頭上は晴れていたのに雪が舞っていた。北の方や高原山らには雲がかかっていて、太陽の昇ってくるあたりにも若干の雲がなびいていた。しかし、時間の経過とと…

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庭のセツブンソウ

里山に咲くセツブンソウはまだだが、友人の自宅で育てているというセツブンソウが咲いたというので見に行った。ひと鉢レンタルする、と言われ有難くバケツのような鉢を戴いて来た。山で見かけるのはポツポツ程度なので、イメージとしては小さな鉢に・・という感じを持っていたが、小さな鉢に植え替えたらと進言したら、それはだめだという。枯れてしまうそうだ。意外にデリケートなんだね。11年前の3月、伊吹山で見かけたセツ…

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一床山南壁 三度

一床山南壁は暮れに二度登ったがそのルートに納得がいかないところがあり、確かめるべくもう一度出かけてみた。GPSと地図でよく確認しながら登って行くと、最初に取り付いた尾根は高松下部に派生しているものであり、これを登って行くと高松西壁に出て行くことがよくわかった。結局、南壁に取り付くポイントはふたつ目の巡視路の標柱になる。ここに行くには、栗の木広場から緩傾斜の森を巡視路を頼りに向かうのが最短であり、…

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潜むミスタッチ

日常のスナップ用のG7XⅡも使い始めて丸3年になる。画質その他使い勝手と満足している。ところが、これまでに間違った操作でISO感度がAUTOから設定感度になっていたことが二度ある。先日も梅の花を撮影している最中に、近接撮影をするためマニュアルフォーカスにセットした時、誤ってその下にあるMENUボタンを押してしまったらしく、その際感度設定の項目が最初の画面になっていて触ってしまったようだ。いつの間…

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梅の花と補修作業

1月末に一輪咲いた梅も、すでに多くの花をつけている。このところ連日強い風が吹いているが、立春を過ぎてひだまりは暖かく春を感じざるを得ない。注意していると近所の庭先にも春の花を見つける。深夜電力利用の温水器はブロックで囲いをしてあるが、天井部は波型のポリカボードで囲ってあるだけで、何十年も前に父が手作りしたものだから劣化が進んでいる。以前台風のときに、かなり傷めつけられその後補修を施したが、きちん…

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大小山周辺西尾根踏査 Ⅱ

毛野山西尾根を歩いていると、更にもうひとつ北側にこれまた開放的な尾根が見える。これは以前上り下りしたことのあるあいの山西尾根だ。見ているともう一度行ってみたいと思い、またまた大小山の西側にルートを考えてみた。今回は東面の阿夫利神社を起点とする。妙義山に登り、そこから毛野山に出て西尾根を下る。尾根の分岐からは、前回の登りルートの北側の支尾根を下る。末端部まで下るとどこへ出るのか、という興味もあった…

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一床山冬の展望

一床山山頂には木立がなく、展望は360°だ。中でも北側の展望は男体山を中心に見事な雪山が連なる。冬枯れの山並みの向こうに雪山が連なる。今年は皇海山はもちろん、袈裟丸山にも多くの雪が見える。スッキリ山々が見える日もよいが、この日のように雲がなびいて弱めだが冬型の気圧配置になって、北の方の山が少し雲に覆われているのも、そうした時季を如実に表していていい眺めだ。いかにも冬の景観である。

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大小山周辺西尾根踏査 Ⅰ

先日、大小山西尾根を登っているとき、その北側に西に延びる開放感のある尾根に気が付いた。帰宅して地図を広げてみると、妙義山の次の細長い山頂を持つ毛野山から派生している西尾根であることが分かった。ただし、この尾根は途中で二分している。ならばこれらを上り下りで替えて踏査してみようと考えた。 道路わきに、うまい具合に駐車スペースを見つけ、そこから北側の支尾根を目指すことにした。この先行き止まり、の表示…

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沢入の滝

一床山の麓に "沢入(さわいり)の滝" という細々とした小さな滝がある。まるで箱庭みたいな滝であるが、地元に住んでいる方の話では、何十年もの間一度も枯れたことがないという。しばらくぶりだったが、何時になく水量は多く感じられた。とはいえ、線のように細いのは相変わらず、でも滝つぼもあり全体を見ると見事な完成度を見せていた。その沢筋を辿ってみても有力な流れがあるわけでもないのに、この山の保水力は大した…

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針山から一床山

朝のうち弱い雨が降っていたが、急速に回復して来た。屋上に上って、日光連山を眺めた。山はまだスッキリとは見えなかったが、男体山や女峰山麓はさらに白さを増していた。午後になってすっかり天気が回復したので、セツブンソウを見に行った。しかし、まだまだだった。折角なので、山に入る。分岐点。ここから左の斜面を登る。稜線が近づいて来る。稜線に登り上げる。行く手の山が針山だ。岩を乗り越えると、タイホウ山。樹林が…

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節 分

毎年節分の日には、前年のだるまやお正月の締め飾り・破魔矢・お札などなどを近くの神社に出かけてお焚き上げをお願いしている。以前正月過ぎに八ヶ岳に行ったとき、美濃戸口からの帰り道、茅野市郊外でこうしたものを集めてこれからいわゆるどんど焼きを始めようとしている現場に遭遇したことがあった。ちょうどそのための広場みたいなところに人々が集まっていた。そこは神社などではなかったと記憶しているが、直感的にどんど…

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強風の西尾根の頭

週末は快晴でも風が猛烈に吹き、一日遅らせたが、風は相変わらず強く吹いていた。ただ、それも吹きっさらしの部分くらいで、概ね強い風は避けられた。大小山西尾根は、お手軽に楽しめる快適な尾根だ。樹林帯は風もなくポカポカ陽気の中、快調に足が出る。ちょっと登ると南側に "親指岩" が現れる。展望の利くところまで登ると、両神山など秩父の山が見えた。行く手の西尾根の頭とそれに続く大小山・妙義山の稜線。次第に西尾…

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