侵入者

階段で何やらコロンコロン、という音。慌てて階段に行ってみると、階段下を素早く移動する黒っぽい影が見えた。人のようにも見えたが、動きがあまりに早かった。各部屋は締っていて、階下へ降りると廊下から茶の間そして食堂・台所が直線状の動線。声を少し荒げて、誰だ!? と進む。誰もいない、しかし、しっかりとその姿を見た。誰か、何かいる!! 身構えて食堂まで進む。いない・・。
猫.jpgすると、台所の窓の桟に猫が一匹。近づくとシューッと声を上げて怒っているようだ。何だよ、怒っているのはこっちだ。近所には今どき珍しい野良猫が三匹いることは、以前から知られている。以前庭の花壇の所に糞をされ、取り除いたことがあったが、山靴の汚れを雑巾で拭き取ったとき、玄関のドアを開け放っていた僅かな時間に家の中に入ってしまったようだ。
しかしそのあと玄関は閉められ、そして逃げ場を失ったところ階段を見つけて上って来たが、ゴキブリ退治用の丸いプラスチックの円盤を突き飛ばしてしまい、それが階段を転がり落ち・・。シナリオはこんなところだ。
とんでもないことだ、追い出そうと食堂の窓を開け放ち、出口を一ヶ所にして窓の外から窓を叩いて追い立てた。驚いた猫はもの凄い勢いで立ち去った。きっと怖い思いもしただろう、それを忘れずに家には二度と来て欲しくない。

"侵入者"へのコメントを書く

お名前:
ホームページアドレス:
コメント: