残照に浮かび上がる八ッ峰

三ノ窓雪渓の上に屹立する八ッ峰。秋、仙人池から剣沢に下る途中、太陽が剣岳の向こうに沈みあたりが暗くなり始めると、八ッ峰の岩峰群が残照を背に浮かび上がった。残念なことに、仙人池では十分な裏剣の景観を得ることが出来なかったこのとき、剣沢への尾根道を急いでいた。振り返りざま、次第にガスが取れて行く八ッ峰の針峰群がこちらを見下ろしているようだった。日本離れしたこの景観は鮮明な記憶として、いまだに忘れるこ…

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こんなこともあった・・

天気が崩れてしまい山には行けず、賀状でも作ろうかと先日刷新した保存用外付けHDDをチェックして、ストックしてある写真を見ていると、以前写真展をやったときのスキャン画像が見つかった。10月というのに立山は雪だった。これでは動けないと雷鳥荘に一泊して、翌日剣は諦め室堂乗越から奥大日岳に向かった。天気は悪く、下山中にまた雪になった。稜線を剣御前小屋に進んだが、雪が深く冬の装備を持っていなかったため、難…

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庭木剪定

我が家の小さな庭にも木々が繁りうるさくなってきていたので、先週植木屋さんに入ってもらった。三日がかりでしっかり剪定等してもらった。値は張ったが、片付けもキチンときれいにやってもらったので、庭が生き返ったようだ。庭木等には一切興味もなく、すべて父の手によって管理されていたが、亡くなってからは必要に迫られて草取りや落ち葉拾いなどやらざるを得ず、朝のお勤め的に手をかけている。しかし、木々の成長は予想外…

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WINTER MAXX

先日の車検の際、冬タイヤに入れ替えてもらおうとディーラーに持って行ったが、経年劣化でゴムが固くなっていて止めた方がいいといわれた。確かに五冬目になるし、そろそろ替え時とは思っていたので、早速そっち系なら彼に頼もう、ということで依頼をした。12月も半ばになり、そろそろ雪山出動も近いということで先日冬タイヤの見積もりをもらった。現在ついている夏タイヤがオプションの16インチ/195/50なのだが、そ…

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双子座流星群

双子群の観測・観望はもうずいぶん長い。最初に見たのは高校生の頃だった。学生の頃は毎年、計数観測を行った。最近は写真撮影が多い。昨夜は月齢18の月が双子座の輻射点付近にあって、条件としては最悪であったが、外れのないこの流星群、物見遊山気分で出かけた。奥日光方面には暴風雪警報も出ていたため、比較的好条件のこのところ毎年出かけている足利の山の中に向かった。 現地に着いて驚いたのは、いつもの年よりもか…

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中倉山 北尾根

足尾の中倉山には5月に南東尾根、10月に東尾根、そして先週北東尾根の登攀を済ませた。ところが、北東尾根に登ると谷を挟んで北側にもうひとつより悪そうなごっつい尾根が見えていて、登っているときからずっと気になっていた。帰宅後地図を見ても取り付き付近には毛虫のようなものがあり、また撮影して来た写真を見てもこれは本チャンを窺わせる様相で、あるいは登れないかと思わせた。 しかし、地図読みではルート取りを…

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ブナの木を眺む

"孤高のブナ"をまた見に行った。一週間前と同じような天気だったが、風は前回よりも強かった。今回もエンジン音のような唸りをあげて風がブナの木の梢の間を駆け抜けていた。稜線を外れると穏やかな日差しの中、孤独にブナを鑑賞した。

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『穂高を愛した男』

『穂高を愛して二十年』は、北穂高小屋の小山義治さんの著書。NHKBS1で先ごろ『穂高を愛した男』と題した宮田八郎さんの記録が放送された。穂高岳山荘は今田重太郎さんが開いたことで知られるが、その小屋番として長年ここに勤め、同時に穂高の自然を映像に残してきたという。去年若くして亡くなった。その方の映像をもとにして、彼の生きざまをドキュメンタリー風にまとめられていた番組だった。30年に渡る彼の映像の記…

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元気そう・・

夏の集まりの際の近況報告で、ちょっと具合がよくないとの話があり、心配していた。その場ではほかのメンバーもいて、詳しくは触れられなかったので、先日その後の様子を聞いてみた。すると、山は無理だが神社仏閣訪問をして足の弱るのを抑えているとのこと。では・・ということで、ちょっと会合を持った。彼は少し年上で、同じ職場で自分の知らない世界のことをいろいろと教えてもらった。また、何度か山にも一緒に出掛けたこと…

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夕景の富士

冬晴れになり、青空の中に富士山の姿がよく見えるようになった。昼間は霞んでしまうことも多いが、夕暮れの中でシルエットになった姿を見ることも冬場には多くなる。遠く離れていても、一目でそれとわかる富士山は見事に秀麗な姿を見せる。 小さなシルエットのズームアップでは細部まではよくわからないが、宝永火口くらいはよくわかる。独立円錐形ということで、他の多くの山々が見る方向で異なる姿であるのに対して、周囲の…

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