満月前の月

昨夜、19時過ぎ携帯が鳴った。『満月は何時?』とのこと。家に帰る道すがら真ん丸の月が見えている、という。満月は明日だった。すると満月の写真を送って欲しいという。ベランダに出ると満月っぽい真ん丸の月が出ていた。いつの間にか日中の雲が取れて、真ん丸い月が木星・土星らとともに見えた。明日の天気に保証はない、これは今撮っておかないと難しいことになる、と速攻で天文台に上り30cmにF5のレデューサーを取り…

続きを読む

真夏のオリオン

たまたま04時ころトイレに目が覚めた。外の空気はどうだろうか、と東の窓を開けるとモアッとした空気に包まれた。先週少しだけ朝夕秋めいた感じを受けていたが、ご和算になってしまった。金星が高く上がっていたので、ベランダに出てみるとオリオンを中心に懐かしい冬の星座たちが昇っていた。気になっているベテルギウスも十分な明るさに戻っていて安心。お手軽撮影、とコンデジを持って来てベランダの手摺りに密着させ5秒の…

続きを読む

その後の火星

季節が動いた。昼間の暑さは言うに及ばず、相変わらずだが、夜になると比較的涼しく感じられるようになって来た。火星を見るために天文台に上ってもひところのように汗だくでの観望ではなく、出入り口の戸を開けていると風も通り気持ちの良い観望が出来るようになって来た。そういえば、虫の声も多く聞こえるようになっている。酷暑の夏と言われていても、時の流れとともに確実に季節は動いて秋めいた空気さえ感じられるようにな…

続きを読む

火 星

地球のすぐ外側を回っている火星は、軌道の関係で地球との接近が約2年2ヶ月おきにやって来る。火星の大きさは地球の半分くらいしかないので普段火星を望遠鏡で覗いてもあまりよく見えない。しかし接近時には、大きくなりよく見えるようになって来る。地球の軌道は楕円といってもかなり円に近いが、火星の軌道は少し楕円っぽい。だから2年2ヶ月ごとの接近の中にも大きく接近するときと、接近と言えどもさほどではない場合が出…

続きを読む

ペルセウス座流星群

毎年ほぼ8月12日に極大を迎えるペルセウス座流星群。今年は12日夜22時ころの極大予想だったが、昨日は午後になって雷雨の予報が出ておりその後の天気の回復が危ぶまれた。案の定、雷雲は波状的に何回かやって来た。そのため夜になっても雨雲が空を覆っていて、流星群観望の望みは潰えるかといった不安があったが、雲の動きを予報するサイトを検索すると26時くらいになると、多少見込みがあるのではと期待を持って出動し…

続きを読む

接触不良の改善

我が家の直径2mの天体ドームの中には、30cmの反射鏡・6cmのフローライト屈折・赤道儀・アストロスケール・レデューサー・アイピース多種・カメラアダプターなど、自分にとっては大事な望遠鏡とその関連品が収められている。しかしこの高温多湿の夏から低温の冬まで過酷な気象状況の中でも、これまで35年間一度もレンズらにカビが生えたり、錆が浮いたり、グリースが固まったりしたことはない。つまり野ざらしのこのド…

続きを読む

筑波山に出動

梅雨明けしてもなかなかすっきりとした晴天が得られず、もう一度彗星らしい姿を捉えておきたいと考えていたが果たすことが出来ないまま、NEOWISE彗星はすでにかなり遠くへ行ってしまっている。所用で出かけていた昨日、夕方帰宅して天気予報をチェックしてみると、やはりスッキリ晴れる場所が近隣にはなかった。しかし、食事の後ベランダに出てみると南東方面から西にかけて晴れているように見えた。しばらく迷ったが、意…

続きを読む

"トクする天気"

6chの "Nスタ" は、夕方よく見ている情報番組だ。この番組中の最後19時前に "トクする天気" と題してホランさんと森田さんが翌日の天気について語るコーナーがある。そして最後に翌日一日の天気の移り変わりを同じ画面上で示す。窓の外にスカイツリーと東京タワーが見えている。そこに一日の動きを太陽の位置変化で示すのだが、この際実はおかしなことがあった。朝太陽が昇るのがホランさんの方で、中央を通り、森…

続きを読む

NEOWISE彗星その後

梅雨明けしてもなお晴天がなかなか現れず、遠ざかる彗星を気にしながらも近隣に晴れ間が現れないので諦め気分だったが、昨日の夜はスッキリとはいかないまでも、星が見えていた。東側の窓を開けてビックリ、南東の空にISSを思わせる明るい星が見えた。一昨夜久し振りにISSを見たばかりだったので、ISSをイメージしてしまったのだが実は木星だった。その左手には土星も見えていた。これは、C/20 F3が見えるかも知…

続きを読む

大マゼラン雲

なぜもっと慎重な判断が出来なかったのだろうか。タガを緩めるのではなく、外してしまったがゆえに感染者は増大している。日本人はまじめで・・云々とはいえ、所詮利口な人ばかりではない。これがどういうことか分からないで、自粛疲れだの言い街に繰り出してしまった。その結果、こんなことになってしまっている。しかし感染者の数がどんどん増えて行く中で、緊急事態宣言を再び出す状況にはない、と総理や官房長官は言う。そり…

続きを読む

小マゼラン雲

降り続く雨。久し振りに梅雨らしい雨の多い年だ。来週は?来週は?と期待を持ちつつ、梅雨明けは来月に持ち越しになりそう・・。そうなると、果して夏らしい夏になるのか、といった不安も生まれて来る。いまだ、出口など全く見えないコロナ問題、政府の対応のまずさと相まって、陰鬱な日々が続いている。起死回生の信頼できるリーダーの出現に期待を寄せる。ジャンヌ・ダルクのオルレアンの囲いを解く、かのような明るい陽射しを…

続きを読む

センサークリーニング

給付金もあり新しいカメラに触手が動くところではあるが、踏みとどまっている。また天体専用の5DⅡも11年目になり、新しい技術を投入したカメラが次々と登場しているいま、買い替えを考えたくなるところでもある。しかし古いカメラでも新しいカメラに負けない写りを得る "技" もあるので、5DⅡを簡単に手放す気にはなれない。実際の使用は天体写真のみであるから、傷ひとつなくこのところは毎年センサーのクリーニング…

続きを読む

NEOWISE彗星

久々に凄い彗星がやって来るとの前評判だったATLAS彗星に色めき立ったのは4月。しかし大したことなく崩壊、直後のSWAN彗星も低空で条件が悪くパス。ところがこのSWAN彗星、南半球で大変なことになっていたのだが・・。このところパッとした彗星が現れていなかったので、そろそろ・・と思っていたわけだが、その三度目の正直というかたちでNEOWISE彗星が登場した。しかし関東は梅雨真っ只中で、7月10日過…

続きを読む

部分日食

夏至を過ぎて、昼間の長さがこれから短くなって行く。ただ日の入りの時刻はまだ暫くは遅くなるので、何となくまだまだ日が長い ・・ といった感覚でいられる。しかし日の出はすでに遅くなりつつあるから、朝に注目していると夏至を過ぎた感覚を摑める気がする。いずれにしろ、これから夏を迎えるわけだから、日の入りの時刻がいまより一時間くらい早くなる9月上旬までは、十分昼間は長いと感じていられるのだろう。 そんな…

続きを読む

ドーム設置35年

我が家に天文台を設置したのは、1985年6月3日のことだった。改築中の木造の家の屋上に乗せるということで、できるだけ軽量なものを、と考えたが当時白馬のペンション "星の家" で木製のドームを製作販売していたので、直径2mのドームを観測室付きで作ってもらった。家の方は少し前にほぼ完成していたが、それに合わせて天体ドームが、この日はるばる白馬から運ばれて来た。 その後赤道儀ピラーの補強や望遠鏡の改…

続きを読む

木 星

風のない落ち着いた空気の中、夜半には南東天に巨光を放つ木星が見える。その左には土星が見えているが、木星の明るさに比べると土星はとても暗い。最初に望遠鏡を向けるのは、どうしても木星だ。コンデジ手持ちコリメート一枚撮り、でこんな感じ。いつも安定した見え方を示してくれる。   2020.05.31 01:03//D300F7.2/LE12.5/G7XⅡ

続きを読む

惑星の季節

コロナ問題で落ち着かない日々が続いているが、夜空の季節は移りこれからは惑星の季節だ。夕方雷も鳴り雨が降ったが、夜半から雲が動き、星も見えて来たので窓を開けると、南の空に木星と土星が並んでいた。木星はいて座、そして土星はやぎ座にある。いい具合に隣り合わせていた。コンデジ手持ち1秒、ブレブレの夜空。少し離れて、赤い火星はみずがめ座。10月には準大接近になる。前回の接近時には黄雲に泣かされたが、今回の…

続きを読む

北方離角の金星

去年の12月あたりから夕方の西空に君臨している輝星は金星だ。他を圧倒して輝いているこの金星、五月に入ってすぐ近くに明るい星が並ぶようになった。何だろうと星の並びをよく見てみると、ナントぎょしゃ座の五角形の足下の星だった。えっ!? ということは、金星がぎょしゃ座にあるということ!? そういうことってあるのだろうか ・・。2020.05.07 20:19 EOS5DⅡ/85㎜ 改めて天体シュミレー…

続きを読む

アダプターリング

"125/F2.8ED"という凄いレンズを持っている。以前、いわゆる"サンニッパ"といわれるCanonの白レンズを持っていたが、よりでかいの、ということで買い替えたものだ。"サンニッパ"はフィルム時代の35㎜版のレンズだったが、新しく67を導入する関係で67フォーマットが使えるレンズに乗り換えるための買い替えだった。"125/F2.8ED"はPentax67Ⅱのボディに取り付け暫く使ったが、その…

続きを読む

ATLAS彗星の移動

10日宵、C/2019 Y4彗星の撮影をしたが、夜半過ぎも晴れていたので4時間後の様子がどうかと、もう一度天文台に昇った。彗星は北西の空のまだ十分な高さにあり、楽に導入することが出来た。ただし宵の空にはなかった満月過ぎの明るい月があって夜空を照らしており、淡い彗星の姿は望遠鏡の視野の中では殆ど見えなかった。取り急ぎ撮影をしてみたが、その様子は4時間前と殆ど変わりはなかった。写野が一致しておらず合…

続きを読む

ATLAS彗星(C/2019 Y4)

夜空には普通のいわゆる"星"のほかに、彗星という天空を放浪する移動天体が数多く存在する。様々な表現がなされる彗星は、その発見から次第に明るくなりそして遠く去って見えなくなってしまう、といった消長が大変興味深く、またその多くが二度と見ることのないものであるので"星空のトラベラー"と言うに相応しい天体である。ただし天体としてはとても暗いものが多いので、一般には目にすることもなく話題にもならずに消えて…

続きを読む

Super Moon

今夜は今年最大のSuper Moonだという。いつのときからか、"何とかMoon"が流行り出した。何か凝った写真でも、と考えながら昇って来た月を撮影すると赤く写った。眼視でもとても赤く見えた。高度の低いところには日中でも薄雲が張っているようだった。適当なソフトがないので、できる範囲でサクラとSuper Moonをコラボしてみた。

続きを読む

早朝の星空

先日、早朝の空を見上げていると久し振りのISSが飛んで来た。音もなく明るい移動天体、まさしくISSだ。北西の空から現れ南東方向へ立ち去って行った。いま夕方の西空には金星がまばゆい光を放っているが、朝方には木星が頑張っている。ところがそのそばには赤い火星が並んでいる。そして少し離れたところには、土星も見えている。目を右にずらすとさそり座が南中に近づいていた。このところ、月を含め星空ともご無沙汰だっ…

続きを読む

沈むさそり座

天気が悪いので、写真の整理をした。年ごとに何の写真館というフォルダーを作り、そこに保存している。2012年の星の写真館に懐かしい写真を見出した。それを引っ張り出して、もう一度画像処理を施してみた。画像処理は要するに画像を作る作業だから、気分や使用するソフトによって随分違った雰囲気を得ることが出来る。2012年といえば初めてQLDを訪れたときでMareeba周辺で、写真撮影を行った。ここではピラミ…

続きを読む

双眼鏡ケース

Nikonの5㎝7倍の双眼鏡は名機だ。すでに30年くらい使っているが、いつも素晴らしい見え味を示してくれる。重さはあるが慣れてくれば、ほぼブレのないスタイルで観望できる。対物レンズ付近を持ち接眼部を眼窩に置いて覗くのがコツ。7倍という手ごろな倍率が星空を引寄せてくれる。 ところが、そのケースが劣化して表面がボロボロになって来ていた。一度、カバン類の修理を専門に扱っている工房を訪ねたが、これは直…

続きを読む

四分儀座流星群

毎年の天文活動の初めは、四分儀座流星群の観望だ。三大流星群の一つといわれるが、実際には活動が限定的なせいか、さほどの活動の記憶はない。今年は4日、5日の朝、輻射点が高くなって来るころに月がなく状況は悪くなかったが、極大予想が4日の17時ころということで、5日の朝の方が良いように思えた。しかし、天気の具合が悪くなりそうだったので、4日未明筑波山に出動した。関東平野の街の灯りをまともに受けるため決し…

続きを読む

双子座流星群

双子群の観測・観望はもうずいぶん長い。最初に見たのは高校生の頃だった。学生の頃は毎年、計数観測を行った。最近は写真撮影が多い。昨夜は月齢18の月が双子座の輻射点付近にあって、条件としては最悪であったが、外れのないこの流星群、物見遊山気分で出かけた。奥日光方面には暴風雪警報も出ていたため、比較的好条件のこのところ毎年出かけている足利の山の中に向かった。 現地に着いて驚いたのは、いつもの年よりもか…

続きを読む

夕空晴れて、惑星たちの会合

初めて聞くさざんか梅雨とかで21日以来曇りや雨が続き山も行けず、星も見られず参った。 しかし、ようやく昨夜から晴天になり星も見えていた。月初め、金星・木星・土星と間隔を開けて並んでいたが、次第にその間隔が狭まっていた。 月末にいい感じに並ぶらしいとは聞いていたが、今日はジャストのタイミングで快晴になり、見事な惑星たちの並びと三日月が茜色の南西の空を賑わせた。ちなみに背景の星座はいて座になる。…

続きを読む

鷲羽岳の星

高天原の記事を書くにあたり古いポジを探してみたら、野口五郎岳の前夜三俣山荘のテン場で撮影していた写真が見つかった。山の形・方角から鷲羽岳を前景にしていることが分かる。ちょうど、アルデバランとスバルが昇りそれに連なるペルセウスが画面中央に見えている。また鷲羽岳の山頂からはカペラが昇って来ている。位置的に夜半過ぎの星空であるが、空がかなり明るい。北アルプスの深いところにも拘らず、長時間の露光には対応…

続きを読む

野口五郎岳

前日、高天原温泉の思い出を書いたが、この山行の最終夜が野口五郎岳だった。三俣山荘のテン場を早朝に発ち、鷲羽岳から水晶岳に寄り裏銀座の稜線を辿って到着したのが野口五郎岳だった。快晴の夜は風が強く、砂礫地の野口五郎岳の山頂付近はその風に砂が舞い上がっているほどだった。 そんな中、このチャンスを逃さないと強風の中でカメラを向けたのがいて座からわし座にかけて立ち上がって見えていた天の川だった。まるで立…

続きを読む