『潮 騒』

"日々の暮らしの備忘録" とブログトップに書いてあるのに、記事を見てみると山登りの話ばかりで、"なんだ、山登りばかりしているんだなぁ" と改めて感じた。確かに、山登りがいま生活の一番の中心?ではあるが、そんな毎日山に出かけているわけではない。物理的にもそんなことはできない。ブログの一応のテーマとして、"山"・"天文"・"映画"・"徒然" としてあるが、断然"山" の記事が多い。しかし二番目に多い…

続きを読む

『Free Solo』

一昨夜、BS1で『Free Solo』という映画が放映された。最近映画から遠ざかっていたので情報を何一つ持っていなかったが、友人から過日連絡を戴き、満を持してチャンネルを合わせた。とにかく、ヨセミテのエル・キャピタンをフリーソロで登るというのだから、大変なことだ。ワクワクする気持ちを抑えて、TVにかじりついた。かつてはウエリ・シュテックの独壇場の時代があり、ヨーロッパアルプスの困難なルートをいと…

続きを読む

『マチネの終わりに』

平日午後01時からはTBSラジオで"たまむすび"が放送されている。山から下りてきて帰宅途中には、必ずと言っていいほどこの番組を聞く。3年前の今の時期、何の話だったか忘れたが赤江さんに問われた最近読んだ本ということで、『マチネの終わりに』が回答された。芥川作家の平野啓一郎の作品ということでメモしておいたが、最近映画から遠ざかっていたので市内の映画館の上映作品を見ていたら、たまたま記憶にあったこの映…

続きを読む

『Bohemian Rhapsody』

この土日はWOWOWでQUEEN特集。去年11月に公開されたQUEENの映画『Bohemian Rhapsody』が早くもWOWOWに登場した。二ヶ月くらい前から予告されていたので、楽しみにしていた。公開は字幕版だったので、今回は20日に放映された吹替版を見た。また関連の映像も次々放送されたので、全部録画した。一年振りに改めてこの映画を観てみると、フレディの愛と苦悩の日々がよく表されていて、もう…

続きを読む

名作映画

WOWOWでまた『ショーシャンクの空に』が放送された。毎月送られてくる番組表で知ったので、6年振りに録画して観た。もう10回くらいは観ただろうか・・。何度見ても感動する映画だ。よく一年が早く過ぎる、と聞くが決してそんなことはない。自分では一ヶ月単位で時間の流れを感じているが、7月・8月と長かった。ようやく8月も末になったが、まだ2日もある。 そんな時の流れを20年もの間塀の中で暮らし、様々なこ…

続きを読む

『逆 流』

 『逆流』は昭和55年頃、長渕剛が唄っていたとても印象的な曲だった。この年、私たちは文化祭で映画を作った。タイトルは、その『逆流』。 学友からはちょっと経路の違ういわばアウトロー的な主人公が、クラスメイトからも嫌われていると感じつつ周囲から距離を置いて行くが、同じクラスの仲間じゃないか、という言葉や友人たちとのやり取りの中で次第に心を開き、スポーツ大会での活躍を誓い合う感動のドラマだった!?文…

続きを読む

『グリーンマイル』

もうかなり前のことだ。『グリーンマイル』が公開されたとき、この映画を観た。先日、たまたまTVを点けるとWOWOWでこれをやっていた。懐かしさに最後までもう一度観た。死刑囚が収容されている刑務所が舞台になっている、という若干違和感のある設定。そこに展開する様々な人間模様。無実だが殺人罪で死刑を待つ、不思議な力を持つジョン・コーフィ、コネを武器にして傍若無人のパーシー、心底凶悪犯のウィリアムなど、主…

続きを読む

 『翔んで埼玉』 

仕事の現場が埼玉だったので、埼玉と聞けば何となく親近感を持ち、この映画の予告編を観たときから公開を待っていた。オチャラケたバカバカしい映画だったが豪華キャストに十分楽しむことができた。話の中に出て来る様々な埼玉を揶揄する言葉は納得できるものばかりで、そこここにちょっとした埼玉を知らないと笑えないこともあって、埼玉県人が自虐的に見たい映画ではないだろうか、と楽しかった。 自分では学生のこ…

続きを読む

 『こんな夜更けにバナナかよ』 

筋ジストロフィーで不自由な身体になったものの、病院ではなく自宅で沢山の介助ボランティアに助けられながら、明るく楽しく夢を持ち思い通りに自分の人生を駆け抜けた実在の人物とその周りの人たちを描いた映画。ややもすると涙涙になるところだが、決してそうではなかった。 前知識なしで観たので、冒頭いったいこいつは何なんだ!? と思うことになった。タイトルからして喜劇かと思わせたが、実話ということでや…

続きを読む

 『ファースト・マン』 

1969年7月21日、リアルタイムでのイーグル着陸は英語の勉強中で見られなかったが、帰宅してTVニュースを渡り歩き、何度もその興奮に酔いしれた。あれから半世紀を過ぎて、いまだに月面探査の次のミッションはなされていない。とてつもない費用のかかる宇宙開発、スプートニク以来ソ連に先を越されてばかりだった米国にとって起死回生となる次の一手は人間を月に送ることだった。しかしそこに至る道筋上には、多くの…

続きを読む

 27年目の追悼 

前述のように、デビューから解散までリアルタイムにファンであったが、バンドの成り立ちやフレディの生い立ちなど私生活については当時何も知らなかった。映画ではそうした一端を知ることになる。ジム・ハットンの著書ではフレディ人生の最後のところがよく書かれていて、荒んだ生活が生々しかった。映画ではそうした哀しい事実は軽く流していたが、それでも十分こちらに伝わって来るものだった。 圧巻は最後のLIV…

続きを読む

 『ボヘミアン ラプソディ』 

待っていた映画だった。・・『ルンルンあさ6生情報』という番組だったか、日テレの朝の情報番組の先駆け的な番組の中で、ある日突然フレディ・マーキュリーがエイズであることを公表したというニュースが流れた。すると翌日、同番組でフレディの死が伝えられた。全くそんなことを知らなかったので、相次ぐニュースに驚くと同時に唖然としたことを覚えている。 『QUEEN』を初めて知ったのは、ラジオ番組の中だっ…

続きを読む

 映画の記憶 

『ボヘミアン ラプソディ』が公開された。Queenは自分で見つけたバンド、という気持ちでずっと見守って来た。コンサートにも複数回出かけたし、レコードも沢山揃えた。この映画は、Queenとくにリードヴォーカルのフレディ・マーキュリーにスポットを当てた映画であり、ぜひ観たいと思っていた。 昭和32年の春、父の転勤に伴い我が家は札幌に一家転住した。昭和30年代といえば、一家の最大の娯楽は映画…

続きを読む

 『フォールアウト』 

久々のトム・クルーズだった。たぶん彼との出会いは『トップ・ガン』だった。若かったがいまの方がずっとカッコイイ。まだ公開直後というのにスクリーンは小さい・・。好調な『コード・ブルー』に大きいスクリーン2室取られてしまっていた。 映画は相変わらず、impossible missionを実践。何々のときはどうするのか?と仲間に問われると、その時考える、と答え危険を顧みず飛び込んで行く。も…

続きを読む

 『コード・ブルー』 

    富澤未知さんは三回も口から血を吐き、その度に顔が真っ赤になっていた。     TVドラマの方は全く見ていなかったが、話の内容はとてもよくわかった。次々と起こる大惨事に、対応して行く医師と看護師。     緊急救命の現場を通じ、様々な人間模様の織り成すドラマ。人は誰もその周りの人々と繋がりを持ち、愛憎渦巻く中で人間     ドラマは常に感動をもたらす。ネタ満載で収拾がつかないので…

続きを読む

 『空飛ぶタイヤ』 

金融界・経済界の不祥事を扱う小説で脚光を浴びた池井戸潤の原作。巨大企業内の隠蔽工作を暴く。豪華キャストに彩られて、トレーラー脱輪・死傷事故の本質・リコール隠しの実態に迫る。 ストーリーは中小企業の運送会社が起こした死傷事故を巡り、整備不良を問われるものの疑問を持った社長が自ら足を運び、真相解明に奔走する。そうした中で、企業の一員でありながらも正義を貫こうとする人やグループの中にあっても…

続きを読む

 『万引き家族』 

是枝監督の作品はよく観ている。この作品はカンヌで最優秀をとったということで、注目されたこともあり公開初日に観て来た。是枝さんは、リリー・フランキーがお好きなようだ。主役の父ちゃんのあのだらしなさ、リリーにはうってつけの役回りだった。マンションの谷間の、つまり現代日本の谷間に生きている貧しい人々に焦点が当てられた悲しい事実が描かれていた。 すべて?が露見して、母ちゃんが収監される。接見に…

続きを読む

 『ラプラスの魔女』 

ラプラスの方程式とは・・遠い昔の記憶にはその名前しかない。映画冒頭にその偏微分方程式が登場する。 タイトルに使うとは、東野圭吾のセンスもナカナカだ。東野圭吾は、いまを席巻するミステリー小説家。 その完成度の高い小説は、何とか実写化したいと多くの映画監督の心を動かすのだろう。しかし文字で表現したものを映画にする、 ということは並大抵ではないことが多くの原作実写化映画を観てわかる。 いや…

続きを読む

 『ペンタゴン・ペーパーズ』

先日ちょっとTVを見ていたら、シチリア島のパレルモ空港にはピアノが置いてあってここを通る人たちが、気の向くままに弾いている様子を見せてくれていた。その中で、ある年輩の元英国国防省勤務の男性がピアノを弾き終った後カメラに向かって、いま世界が大変な状況に置かれているという懸念を述べていた。つまり『何をするか分からない人たちが強大な権力を握っている』ということだ。トランプをはじめ、中国・ロシアそし…

続きを読む

 『ちはやふる 結び』

高校生活において、とことんやり抜いたことなどなかったから、こうした青春部活動には憧れる。原作がマンガ、ということで、随所で それがよくわかるシーンが多く思わず笑いを誘われたが、明るく一所懸命で素晴らしい映画だった。 上の句・下の句と来て完結篇の『結び』ではついに全国制覇を成し遂げる。残念なことに、競技かるたに関するきちんとした知識がないので、団体戦での作戦云々といって説明されてもにわ…

続きを読む

 『15時17分、パリ行き』

そんなことがあったなぁ、くらいにしか記憶になかったパリでのテロ事件。高速鉄道の中で銃を持ったテロリストに果敢にも立ち向かい、取り押さえた三人の英雄を描く。幼馴染の三人はみなほかの生徒たちとはちょっと違っていたため、先生方にも煙たがらる存在だった。そうした三人が大人になって休暇を利用して欧州旅行に出かける。そしてアムステルダム15時17分発パリ行の列車に乗り込むのだが、そこで突然のテロに巻き込…

続きを読む

 『ジオストーム』

やはり吹替え版はダメだな、と思った。たぶん、字幕版だとこんなにも話の内容は分からないだろうが、分からないなりに映画の絵を観ることによって理解できるものだ。パニックアクション映画であるが、この手のアメリカ映画にありがちな家庭問題やヒューマンドラマ要素を含んだ設定になっていて、難題を解決する中で雪解けがなされハッピーエンドとなる。 未曾有の自然災害に襲われ続ける地球を守るために作られた気象…

続きを読む

 『嘘を愛する女』

キャリアウーマンとして、人が羨むような生活をしている長澤まさみ演じる川原由加利。その彼女がくも膜下出血で意識不明になった嘘で固められた恋人の過去に翻弄される。しかし依頼した探偵と共に、艱難辛苦の末に彼の本当の姿を知ることになる。少ない出演者で構成された映画であったが、主人公の思いが少しずつ変化して行く様子が興味深いものであった。 初め病室に閉じ込められる形になった嘘で固められた恋人を、…

続きを読む

 『祈りの幕が下りる時』

先日の台湾で起こった地震の被災に対して阿部寛が1000万の寄付をした、という話が地震発生後まもなくネットニュースに出ていた。 暫らく振りで、新参者シリーズ完結編『祈りの幕が下りる時』を観て来た。本編が始まる前に予告編が何本か流れたが、うち三本に阿部寛が出演していた。『テルマエ・ロマエ』以来、売れっ子俳優になったようだ。1000万の寄付は、納得の話だったが見上げた所業である。アメリカのハ…

続きを読む

 シスパーレ・ドキュメント

先日、BS1でアルパイン・クライマーの平出和也と中島健郎のカラコルム・シスパーレ7611mの北東壁の登攀ドキュメントが放映された。セラックの崩壊に伴う雪崩・積雪によるチリ雪崩をかわしながら、垂直に近い岩壁を越えて行く。しかもその壁に張り付いている雪や氷は薄く、確保するにも不安定極まりない難しい登攀を余儀なくされる。確保が完全であれば、ある程度の思い切りも発揮できるが、その点が不安となるとそう…

続きを読む

『ミックス。』

      相変わらずガッキーがかわいい。とても来年30には見えず・・。何を着ていても、どんなスタイルで       もかわいい。卓球をモチーフにしたラブ・コメディだが、いろいろあってすれ違ったりしながら、最後       をどういうふうに円満解決して行くのかなぁ、と思いじらされた。でも、なるほど・・の納得解決・結末       でハッピーエンドとなる。脇に結構な大物を配し、また現…

続きを読む

『運命を分けたザイル』

南米アンデス山脈のシウラ西壁を完登したあと、猛吹雪の中の下山途中に滑落・骨折・クレバス転落、そして絶体絶命の危機に瀕しつつも、生還したイギリス人登山家たちのドキュメント映画である。遭難の80%が下山中とは、よく知られているところだが、直前にエベレストでの大量遭難を映画化した『エベレスト』を見ていて、くしくもこの映画でも下山途中での事故から遭難に追い込まれたものであり、山の恐ろしさを改めて思い…

続きを読む

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

いきなり場面は、1969年。ボンネットバスが走り、あっ見たことある、あれはサニーか?なんだっけ?懐かしい赤い車が停まっている。 ナミヤ雑貨店は、町の人々の人には言えない悩みや相談を請け負うところ・・。時が過ぎて廃屋となっているここに逃げ込んだ少年たちと、時空を超えたところでの店主と悩める人たちとの交流が、奇想天外な世界・空間でつながる。 何かよくわからない関係が次々と展開して、最…

続きを読む

『EIGHT DAYS A WEEK』

過日WOWOWでの放送を録画してあった『BEATLES EIGHT DAYS A WEEK -THE TOURING YEARS』を観た。デビュー以来、一気にトップスターの座を得たといわれるビートルズ。しかし実際には、リバプールでの下積みもあった。ブライアン・エプスタインに見出された『BEATLES』は、彼のプロデュースによって、世界中に一大旋風を巻き起こす。1960年代の彼らの軌跡を見るこ…

続きを読む

『コヴェナント』

      『プロメテウス』の続編となる本作。プロメテウスはイマヒトツよくわからない映画だったが、映画と       合わせて作品情報を読むとその前後関係、また初期の『エイリアン』との関係がよくわかった。       初期のエイリアンは、周囲が暗い中で黒い姿で登場するので、ただただ怖い、といった感じであっ       たが、回を重ねるにしたがってその実態がよく見えるようになって…

続きを読む