晩春の白馬岳(Ⅱ) 


さぁ下山だ。村営宿舎まで下り、滑降準備。雪のつながりを確認して滑降。初めは雪面も綺麗でターンもよく決まった。しかし小雪渓あたりまで降りるとすかさずたて溝が見られ、滑降は思うように行かなくなった。それでも急斜面の滑りは楽しく、大雪渓を縦横に滑り少しずつ標高を落として行く。ただ落石が一面にあり、すべてをかわして滑るのは無理。ときどき、ガッとかガリッとした音を残して滑降を続ける。大雪渓は広く、右に左に適当な斜面を求めながらシーズン最後の滑降を楽しんだ。登った足のまま、滑降に入っているのですぐに足がパンパンになるが、その都度滑って来たラインを振り返る。そのとき杓子尾根の下部で大きな音と共に、岩が崩れ土煙が上がった。雪面上を転がって落ちるいくつもの岩片が見られた。この雪渓の怖いところだ。

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   稜線を下って行くと見覚えのある植物に出会った。ツクモグサだ。

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   かつてハイマツの中でビバークしたことのある丸山と剣岳をズームアップ。

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   スキーデポ点まで戻る。

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   滑降のはじめはスベスベ斜面だった。

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   ようやく後続者が登って来た。

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   大斜面の滑降に大満足。

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   これぞ山スキーの景観。

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   尖った杓子岳を眺める。

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   葱平付近の急斜面。

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   実に広大な白馬大雪渓。縦横に滑降する。

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   白馬主稜に続くルンゼ。

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   突然、轟音と共に落石発生。土煙が上がった。

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   杓子岳が見えなくなると白馬尻は近い。


白馬尻まで下ると小屋の建設が進んでいた。雪渓末端まで滑り込んで滑降終了。板を担いで猿倉まで下る。白馬沢をはじめとして周辺の雪解け水は轟音をたてながら流れ下っていた。登山道のあちらこちらには、夏を待つ草花が芽吹きを迎え、鳴き始めたエゾハルゼミの声も山にこだましていた。

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   建設が進められている白馬尻小屋。

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   大雪渓はここまで、板を外して担ぐ。

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   流れのそばにはフキノトウが咲いていた。

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   清冽な雪解け水の流れ。

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   カモシカくんも水を飲みに来ていた。

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   気持ちの良い新緑に包まれた猿倉への道。


この記事へのコメント

  • 宮星

    白馬の大雪渓を滑るなんて・・・ロマンですね~!
    その前段の登高は大変そうですが!?
    もうこの時期になると雪崩が起きるほど雪が残っていないのでしょうね?
    各所からの絶景、楽しませて頂きました!
    落石にも巻き込まれず、ご無事に帰還、良かったです!!
    2019年06月13日 10:19
  • argo

    宮星さん、ただひたすら帰りの滑りを楽しむために登るのです。
    雪崩はGWあたりが、最終ですね。これからは落石が怖いですね。
    今年は遅すぎました・・。
    2019年06月13日 17:11

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