中倉山 北東尾根

10月に東尾根を登ったが、その右手にも顕著な急峻な尾根が登って来ていたのに気が付き、地図で確認してみると北東に延びた尾根であることが分かった。今年は5月に南東尾根も登っていたので、これを合わせて三本のバリエーションを済ませようとトライした。山はすでに冬の様相、10月時の紅葉は終わり渡良瀬川を隔てて冬枯れの尾根が見えていた。
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まずは取り付きまでのアプローチだ。渡良瀬川沿いに地図上の778Pまで進む。川の崖を下り、河原に降りる。
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流れは細く、渡渉点は見つかりそうだった。
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取り付きから急な斜面を登る。所々に岩がゴロついている草付きだがどうということのない登り。
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いきなりキーンという鳴き声とともに、シカが飛び出してきた。見事な身のこなしでこの急斜面を登って行く。
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痩せた尾根に出るとポツンポツンと葉を落とした木立があり、ガレている箇所も多いが、的確なルートファインディングで高みを目指す。
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稜線の左側に灌木の連なるところは、忠実に痩せ尾根上を行く。
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標高が上がってくると突然右手に谷の沢音が聞こえて来る。深い急峻な谷だ。
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唯一の緑の草付きに出ると、僅かに傾斜が緩んだ。右手の谷の上部は複雑に浸食を受けている。
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振り返ってみると、渡良瀬川の川面はずいぶん下方になっていた。
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また北側には社山や黒檜岳らの山々が見えていた。
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尾根は岩稜帯になり、大きな岩を一つずつ超えて行く。
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右手の谷を挟んだ尾根は荒々しく本チャンまがいの様相で、確保なしでは難しいように思えた。
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行く手の木立が少しずつ近づいて来て、小さなギャップのような鞍部を越える。
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そこにカラカラになった梅干しのようなものがあった。何だろう?きのこだろうか・・。
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立木から離れて、岩場を登る。赤い岩と赤い土の脆い尾根は注意しないと手をかけた岩が落ちる。
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再び草付きの斜面に出た。赤茶色の尾根が緩く右にカーブして行く。
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雲は多めだが流れが速く、時折り温かい日差しが差し込んで来る。さほど寒さは感じなかった。
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谷を隔てた向こう側に長大な東尾根がよく見えるようになる。
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傾斜が緩んでガレ場と草付きのミックスした小広い尾根になると、ローソク岩が近づいて来た。
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しばし振り返って登ってきた尾根を見下ろす。
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崩れやすい岩塁を注意深く踏みながらルートを探って行く。
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北東尾根は一段と傾斜を増し、大きな岩壁に誘われるようにその基部に導かれる。
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やがて低灌木の藪に突入、面倒なので岩を求めて行くと再び岩塁の斜面に出た。
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これを越えると、ローソク岩がこれまで見た姿とは違った形で見えた。
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前方には砦のような岩壁が立ちはだかる。
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ガレ場の斜面を慎重に登り、岩壁に弱点を見出しながら登って行くと見えなくなっていたローソク岩が思いがけず大きくそこに見えた。
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冬姿の荒涼とした尾根が続く。その上に最後の岩壁が見えた。
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不安定な岩だらけの尾根を登る。もう一度足元を見下ろすと急峻なこの尾根と東尾根との違いがよくわかる。
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最後の岩壁が近づいて来た。
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岩壁を乗り越えると、不意に見覚えのある登山道に飛び出し登攀終了。
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山頂へはよく踏まれた道を高みに向かう。
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三角点の広場を過ぎれば、あとは緩く登ったところに中倉山山頂のケルンと山銘板がある。
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稜線をわずかに下ると、冬姿の孤高のブナが佇んでいた。時折り枝の間を唸りをあげて強い風が吹き抜けて行く。
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下山は山頂をトラバースするようにして一般登山道に向かう。
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展望台を二ヶ所過ぎると一般道に合流、尾根を下って行く。
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尾根を離れるとすぐに備前楯山方面の展望が得られる。ジグザグの落ち葉の道はざわざわと音を立てて下った。
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この記事へのコメント

  • フライマン

    中倉山尾根沿いに登ったんですね、踏み後は有りましたか?
    梅干みたいのは、ホコリタケです。押すとほこりにたいな胞子が出てきますよ
    2019年12月06日 08:13
  • argo

    フライマンさん、コメント有難うございます。
    中倉山尾根、というのですか? 踏み跡はありませんでしたが、下部には
    シカの獣道が出来ていました。上部はありません。
    雪が付いたら魅力的な尾根になる、と思いました。

    やはりホコリタケでしたか!? つまんでも、胞子は出て来ませんでした。
    そうかなぁ、と思ったのですが、元気なものしか見たことがないので、
    ナニコレと思ってしまいました。教えて戴き、感謝します。
    2019年12月06日 13:31